Text
ED後で…(TOD2) >> other
ED後、ロニも思い出してジューダスも復活すると信じているのは多分私だけではない筈だ。という妄想。
カイルに付き添われて戻ってきたリアラをロニが問い詰め、その過程でロニは思い出す。
突如として頭の中に入ってくる記憶。かつての旅の記憶を。
どういう事だと困惑する中、聞き覚えのある声がした。
振り返ると、そこにはいる筈のない仲間が立っている。
それは二人の願いと仲間達の絆が呼び起こした、奇跡だった。
「カイル、用はもう済ませたのかって……誰だその子」
「ロニ……。そっか、ロニは覚えていないんだね」
「カイルも隅に置けないなぁ、そんな可愛い子を見つけてくるなんてよぅ!」
「ロニ……」
「カイル、仕方がないわ。カイルが覚えていてくれただけでも奇跡なんですもの……」
「ってちょっと待てよ。その子どこかで見覚えがあるような。気のせい、か?」
「……!!」
「いや、気のせいも何も、俺はその子と既に出会っていたじゃねぇか…! この場所で、ラグナ遺跡で!! ……リアラ、か。リアラなのか?!」
「ロニ……!」
「いやでも、どうして……あの時…、いやこの記憶は……!」
「どうやら、時空間の歪みが何らかの要因によって完璧に修正されず、記憶を保有する事が出来たようだな」
「え……、その声……嘘……」
「おいおい、まじかよ……」
「ジューダスっ!!」
「どうして。おまえ、存在が消えるとか時空間をさ迷うとか言ってなかったか!?」
「さぁ? 僕にも分からん。気付いた時にはこの場所にいたからな。只一つ言えるのは、正真正銘の奇跡が起きたという事だ」
「奇跡……。そうね、これは奇跡としか言いようがないわ」
「オレ達の願いが通じたってことかな。リアラ?」
「あの日あの場所で込めたカイルとの願いが叶ったのね……」
「ジューダスはこれからどうするの?よかったら、一緒に」
「愚問だな。お前達の事だ、これからまた旅に出るつもりなのだろう?馬鹿二人をリアラだけに任せておけんからな、僕も付き合ってやろう」
「そう言いながら、おまえが俺達に付いていきたいだけなんじゃねぇのか、ジューダスさんよぉ」
「フン」
「へへへっ」
「なんだ、気持ち悪い」
「懐かしいなと思ってさ。こうしてまたみんなと旅ができる」
「ふふっ、楽しい旅になりそうね」
「二人旅の予定だったが、これはまた騒がしい旅になりそうだぜ」
「どこまでも付き合ってやるさ」
父さん。オレ、かけがえのないもの見つけたよ。
「さぁ、行こう!」
そんな奇跡を、一番最初に気付いたのはハロルドだった……。
彼女はカイルが最後に言った言葉を証明する為に、1000年後の未来へと置き土産を残す事にする。
話は戻って現代。ナナリーと出会い、弟のルーの病気を治す為世界各地を巡る為に、カイル達はウッドロウ王からイクシフォスラーを借り受ける。
いざ発進しようとジューダスが操縦機を握るが、何故かコントロールが効かない。
勝手に自動操縦に切り替わり、強制的に連れてこられた場所に降り立ったカイル一行はとある洞窟を見つける。
訳が分からぬまま洞窟の奥へ進んでみると、天地戦争時代の技術で作られたと思われる扉がカイル達を阻んだ。
この先へ進みたくばパスワードを入力せよ。
示されたヒントを解読してパスワードを入力。
カイル、リアラ、ロニ、ジューダス、ナナリー、ハロルド。かつて一緒に旅をした仲間達の名。
扉の先にあったものを見て、驚く一行。
そこには、この時代にいる筈のないハロルドが待っていたからだ。
ハロルドはソーディアンと同じ仕組みで、機械に自己を投影。
カイル達がこの場所を訪れ、ロックを解除した時に立体映像と共に目覚めるようにしておいていたのだった。
思わぬ再会に喜ぶ仲間達。
しかし。
「あー、あとこれ、5分後には自動的にプログラムが停止して消滅させるようになってるから」
「え、ハロルド?」
「当たり前っしょ。本当なら私はもう死んでいるのよ、いつまでもプログラムとして生き続けるつもりはないわ。ま、私の頭脳があれば現代が540度変わる事間違いなしだけど〜」
「おい、ちょっと待てよ、ハロルド。なら、お前はどうしてこんな物を作ったんだ?」
「『絆は消えない』」
「え……?」
「言ったでしょ、面白い研究テーマになりそうだって。カイルの非科学的な言葉をわざわざ証明したかったのよね、私は」
「ハロルド……!」
「こんなに面白い難問はなかったわ。ぐふふ。あんた達は凄いわよ〜。この私、天才の最後の研究成果を見る事が出来たんだから!」
「ってなワケで、どっかのバカ中将が言いそうな事で締めようかしら。アンタ達の時代はアンタ達で作れ!……なんてね。んじゃ、さいなら〜!」