以前からプレイしていたFF12、とうとうクリアしました。
まだまだ遊びきれていないので継続してプレイしていきます+レヴァナントウィングに行ってきます!
以下滅茶苦茶長い上にごちゃごちゃな語り。
まさかの半分以上がヴァンアシェだったり。
戦闘システムやバランスが難しいとの評判で、ちゃんと出来るかどうか不安だったものの、無事クリアしました。
めっちゃ楽しかったです。
何といっても音楽が素晴らしかった。世界を一歩踏み出した時のワクワク感やダンジョンのどんよりした雰囲気、そしてボス戦での壮大さ。素晴らしいの一言。イベント中では物語を飾る為の音楽らしく、演出と合わせて映画みたいな印象。
次にフィールドの背景描写が素晴らしい。サイトデザインにも空にこだわる程に空が好きな私には外の描写がたまらんかったです。雨季のギーザ草原にある水たまりに映った空模様は秀逸。
ストーリーは必要最低限しかキャラが語ってはくれないから、自ら世界に入り込まないと楽しめないっていうのは結構新鮮。今まで、画面に繰り広げられる事を只受け取れば良かった。そういう楽しみ方をしていたんだけれど、この作品では見て自分で考えながら世界に入り込めたので有意義でした。
しかしちょっとなぁと思う所も。開発プロデューサーが途中降板したのは有名な話で、序盤だけは関わってた〜みたいな話はネットでよく見る。確かに序盤は台詞の中の言葉遊びや、まわりくどい言い回しが頻繁に含まれていてテンポも良くノリが完全に冒険ファンタジーだったけど、物語が進むにつれてなくなっていったからアレ?って思った。パンネロを助け出す為に飛空艇に乗り込むシーンは冒険だ!ってわくわく感が半端なかったのになぁ。必要最低限しか喋ってくれない所も、喋らなさすぎて表現しきれていない所が多々ある。アルティマニアを読んでいて、そういう事だったのか!と思う部分が沢山。そういった所はちょっと残念だなって思うし、12は批判に晒される事が多い通りに好き嫌い別れるだろとも思う。
でも大好きだ!
さて、私が思うこの物語の主人公はアーシェです。
大切なものを奪われて、復讐を目指して旅をして、色々なことを学び、果てに答えを出して決着を付ける。
最序盤のヴァン視点以外はアーシェを中心にアーシェにスポットライトが当たる事が多かった。歴史的に見ても主役はアーシェとなっているだろう。だから表の主人公はアーシェという印象が強い。
バルフレアは父親関連の事は目立っていたし活躍も主人公っぽいけれど、それだけだし…。決着が付かないままさよならしちゃって、その穴を埋めるようにバハムートに残っていった(本人曰わく尻拭い)
事前情報では主人公!って言われていたから、どんだけの人だよって身構えていたのに正直ちょっと拍子抜け。ヒーローではあるが主人公にはなれない人。それがバルフレアだと思っている。ついでに言うと、私のバルフレアに対する第一印象はDDFFのマニュアルで何だこの人は……(遠い目) でした。「マニアックなアビリティがつまってる。言ってみれば、謎の多い女みたいなもんだ」や、フランとの絶妙な掛け合い「解説だけの主人公……新しいわね」とか(笑)
勿論、今では好きなキャラクターの一人ですけど。
まぁ、FF12の主人公はヴァンしか有り得ないと思っていますけどね!
何故バルフレアが主人公主人公言われるのかと言えば、(本編の発言もあるんだけど)バルフレアの活躍っぷり……ではなくて、何よりヴァンが目立たなさすぎたって事なんでしょうね。見せ場はあるのに、忘れられてしまうっていう…。
ヴァンが空気っていうネタが巷にはある。実際その通りの部分もあるから別にそれ自体は良い。でも、いらない子扱いされているのは解せないです、やっぱり。空気ではあるが、何もやっていないわけではないから。ヴァンが何もしなかった場合のアーシェとバッシュの末路を考えれば……ね。そもそも、ダルマスカを救う旅すら始まらなかったよね。
アーシェの旅について来なかった場合を考えても同じ事だ。アーシェがヴァンなしで作中で見せた答えを提示出来たかと言えば、そうじゃなかっただろう。
ミストナックとシステムについて。所謂一般ピーポーであるヴァンとパンネロが大技(ミストナック)を華麗に放つ姿を見ると、どうしても笑ってしまう。お前ら一般人だろ庶民だろwwwみたいな。打撃や斬撃技なら多分違和感がなかったのに、よりによって全部魔法なんだもの。この作品はキャラが全武器を装備出来るからなんだろうけど…。
パンネロの「時よ!」の違和感が……。
FF12のライセンスって凄いね。似たようなシステムである10のスフィア盤とかその他のRPGでは何かを媒介にして自分を強化していくっていう成長システムが割と多いが、12はライセンスっていう名前と利用方法を考えると術技や装備の使用許可を得る事で出来る事が増えていくっていうシステムでしょ。
理論上、術技の書や装備とその使用許可さえあれば誰でも強くなれるって事じゃないか。ヴァンやパンネロみたいな一般人が大技を放ったり日常的に戦いに身を置いている人達と肩を並べられるのも、そのおかげだろうし(才能や修練もあっただろうが)。ライセンスシステム、というか12のイヴァリースの人達まじ凄い。カード一枚(ガンビット)で判断を促す事の出来るアイテム(?)も凄いし、イヴァリースに住みたいくらいですよ!
ここからヴァンアシェ語り
ヴァンアシェ萌え!
プレイ前は、あまりのフラグのなさにどうせ属性萌えだよ!と、ぶーたれながら落ち込むかと思っていたけど、そんな事はなかった!
天然お馬鹿なヴァンと、ちょっとツンツンしているアーシェの組み合わせは最高です!!
お前はやめて→お前はやめてよの変化がにやにやしちゃうんですけど……!!!
背中合わせがむしろ萌える!!!!
再会した時のヴァンとアーシェ、互いに印象最悪だっただろうなぁ。
信頼している仲間を罪人扱いしてキツく当たるアーシェとか。まぁ、ヴァンも少し前まではアーシェと同じだったから口を出さなかったんだろうが。
アーシェは城から宝を盗んだヴァンを前もって見ている事に加えて、お前お前言われるし、パンネロの事で若干イラついているヴァンの態度を見ればさ…。
本格的に仲間になって旅が始まった時なんかには、アーシェが一方的に気まずい思いをしていたら萌える。ヴァンはそういう細かい事は気にしないだろうから本当に一方的に。
というかアーシェはヴァンに苦手意識を持っていたら良い。理屈とか立場が全く通じないヴァンに調子を狂わせられるアーシェ。
この時点で王女様という立場を踏み越えて接する事が出来るのなんかヴァンだけだと思う。バッシュは言わずもがな、パンネロは対ラーサーの時を見るに自国の王女様と知っては遠慮しまくりだろうし、バルフレアとフランは一歩引いた上での大人の接し方をするだろう。
世間ではそれをKYと呼ぶんだけどね!
私はそんなヴァンが大好きです。失礼なヴァンに呆れながら、それでいて愚直で真っ直ぐすぎるヴァンを見直していくアーシェとか考えると萌える。
そして、自分と同じように戦争で失ったものがあって、それを奪った帝国を憎んでいた筈なのに真っ直ぐ前を向いているヴァンにコンプレックスを抱いていたら良いと思う。普段は抜けているヴァンだからこその劣等感が浮き彫りなるアーシェというのを希望。
ガリフの里のイベントで「アーシェと行けば見つかると思う」と旅に目標を見いだしたヴァン。対して「見つかるかな…」と弱気なアーシェ。「見つけるよ」ヴァンは断言する。私はあそこでヴァンの強さとアーシェの弱さを感じた。ヴァンが空賊になりたいと言っていたのは現状への不満から逃げていたから。それと同じようにアーシェも死んでいった者達の為と言って死者を盾にして逃げていたよね。
今まで逃げてきた自分の弱さと真正面から向き合って素直に認め変えて行こうなんて中々出来る事じゃないよ。アーシェはどちらかというと自分の弱さを認めたくないから強さを求めているみたいだった。そこが私の感じたヴァンの強さとアーシェの弱さ。
逃げるのは止めて目標を見つけると言った時点でヴァンは囚われていた過去から一歩脱却した訳で、12でいう自由を掴みかけているという事になるんだよね。力を求める旅という点ではアーシェの背中を追いかけるヴァンな筈なのに、精神的な部分ではアーシェより一歩進んだ先で背中を向けているヴァンっていう。
あと幻影を見なくなった事をヴァンが告白する時、自分と同じなんだという近親感やシンパシー、一種の繋がりが切れてしまった事をアーシェが残念がっているように見えた(というか希望)。
(本編でヴァンとアーシェのフラグがばっきり折れたのって、厳密にはここ、つまりは覇王の剣入手直後なんじゃないかなぁと考えた。それまでアーシェはヴァンに帝国を憎んでいた気持ちとか、無力な自分とか、幻影が見える所とかシンパシーを抱いていた訳(希望)だけれども、ヴァンが過去から脱却し始め幻影が見えなくなった事からそれがなくなってしまったんだよね。精神的な面で一歩先を行くヴァンに置いて行かれたアーシェ。そして、すぐ後にバルフレアの過去が明かされ、(元々好感度が高かった事に加えて)アーシェは自分と同じように過去に囚われたままのバルフレアを気にしていくようになる、と)
で、上の妄想と繋げて妄想。見えなくなったヴァンと見えている自分、違いを探そうとヴァン自身に目を向けると当然ヴァンの変化に気付くと思うんだ。その変化に戸惑ったり焦ったりするアーシェとかおいしい。負の感情を持ち続けるアーシェ、それとは反対に負から解放されて良い変化に向かっているヴァン。最初は下に見ていたヴァンだからこそ、ヴァンの変化に揺れるアーシェとか良いよ萌えるよ。
ヴァンはヴァンで力に固執しすぎるアーシェを心配していたら萌える。「危険な力だろうと支えにはなるのよ」「かもしれないけどさ…」の時のやり場のない気持ちを抱えるシーン、好きだよ。
でも一番萌えるのが擦れ違いだ。ヴァンがアーシェの方を見た時にアーシェはそっぽを向いていて、アーシェがヴァンの方を見た時にはヴァンは既にこちらを向いていなかったっていうすれ違いを繰り返すヴァンアシェ。立場と自由において互いに相手は遠い場所にいると思い込んでいる二人。
蚊帳の外にされやすいヴァンはアーシェを遠くで見ている事が多く、またアーシェもそちらに気を取られている事が多い。不意にアーシェが振り向くと、ヴァンはパンネロやバッシュと一緒にいてアーシェは近付きに近付けないっていう。(むしろ近付いてはいけないって思っていたら良い。アルケイディスのシーンは和む)
大灯台でガブラスが現れた事によって一時は潜めていたヴァンの憎しみが突出してしまうシーン。あそこでは、序盤中盤で見せていた二人の立場が逆転していると考えると面白い。序盤中盤は憎しみをたぎらせ復讐に燃えるアーシェを複雑な面持ちでヴァンが見ていた。対して大灯台では復讐に燃えるヴァンをアーシェが見つめた形になっている。ヴァンからかつての自分自身を認識し我に返るアーシェ、自身を見つめるアーシェの瞳で我に返るヴァン。そして二人は最終的な答えを出す。
あれって言い換えれば互いが互いの存在を救った形になるんだよね。多分、どちらか一人だけだったなら、憎しみに囚われたままで答えすら出せなかったんじゃないかな。
ヴァンもアーシェも互いがいなければ成長出来なかった。同じ場所にいた筈が途中で道が分かれてしまった二人。でも最後には収束して、一緒に答えを出した。影響し合う二人の関係。ヴァンアシェのそういう所が私は好きだよ。
以上、ここまで読まれた方がいたらお疲れ様でした!
Memo
FF12クリア