禁書編4
外典書庫の1巻2巻と比べると、上条と一方通行は隣に並び立つ関係ではあるけれども、一緒に歩いていく関係ではないんだなぁって事が強調されていて、人選が謎すぎるけどこれはこれで好き
お互いに別の所を目指しながら、お互いにリスペクトしているそんな関係
上条も、一方通行も、お互いに大切な人を守る為に事態に挑みにいくその姿勢に好感を持っていて、気にしたり、後方で満足げにしてたりする所良いよね
新約19やリバースでインデックスへの想いを秘める上条をアシストした一方通行
旧約20や創約1で打ち止めを守りたい一方通行をアシストした上条
創約1の『上条とインデックスには彼らの道があるように、一方通行と打ち止めにだって彼らの道があるのだろうから』が滅茶苦茶、上インと通行止めの対比で好き
長い巻数をかけて、上→インの並々ならぬ想いは描かれてきたが、上条自身が通行→止めへの想いも通じる所があると感じているのたまらないよね
だってここの表現が出てきた時の場に、美琴や御坂妹だっていたのに、わざわざ対比させたのが上条とインデックスとの関係よ? 上イン的にも、通行止め的にもやばない???
上条と一方通行の、誰かを守りにいく姿勢に好感を抱くだけじゃなくて、『お互いの大切な人はそいつの手によって守られるべきだ』と考えているのが本当にたまらないんだよな
お互いが、お互いの『特別な人』を認識している
旧約20で上条は苦しむ打ち止めを前に俺に預けるのか、手を借りるのかって選択肢を提示してたが、創約1では『どう考えたってこの子はあいつが守るべきだ』って思っているし
新約19で一方通行は、自動書記としてのインデックスを前に俺の領分じゃないとして『相応しき者』に飛ばしているのニコニコする
エツァリからの『御坂美琴と周囲の世界を守る』という約束を引き受けた上条が、一方通行と打ち止めに対しては『どう考えたってこの子はあいつが守るべきだ』と思ったの面白い
その変化はロシア編で『大切な人を守る為なら、誰だって戦って良い』という答えを得たのも大きいんだろうな
ステイルに対するものといい、上条は特に『大切な少女を守りたいと思っている男』に結構な好感を持つよね(それこそ、いきなり理不尽に殺されかけても平然と理解しているぐらいに)
仮にエツァリも再度表舞台に出たとしたら、上条は何だかんだ理解を示すなり応援するなりするんだろうな……って
旧約5のこのシーンを今見ると、エツァリの『ニセモノには、御坂さんを守りたいと思う事さえ許されないんですか』という叫びに
(こんなの反則じゃねーかよ!!)と思ったの、ああ……ってなる
インデックスの信頼は今ここにいる自分に向けてじゃないから勘違いするなと思っていた上条はそりゃ共感するよな
エツァリ戦
「ニセモノには御坂さんを守りたいと思う事さえ許されないんですか」
「映画のヒーローよろしく組織単位の人数相手に一人で戦って死ねとでもいうんですか。無理ですよ、自分はあなたじゃないんですから。あなたのようなヒーローにはなれないんだから」
かなりロシア編に続く事をやってる
エツァリを助けなければならない義務はないし、見捨てても構わなかった瀬戸際で思い出される言葉が
『ニセモノの自分が望む事は許されないのか』
って上条自身にも刺さるものであるって所でも、ロシア編の一方通行戦に繋がっている感じなの本当に面白いと思う
一方と海原と上条で繋がりがあるのもね
ステイル→インデックスとの関係
エツァリ→自分も上条当麻を演じている身であり、想いの吐露に反則だと感じた
一方通行→ロシアでの言葉は自分への言葉、創約で自分達の関係との対比
少女を守りたい男達に湧き上がるものとして、 上条の基礎にあるのが上インなのがたまらん
番外編として、新約12での浜面が守るべき恋人の事を話に出した時に上条の顔がくしゃくしゃになったし、『世界全部が駄目になるかも』と聞いても「たとえあいつら(魔神)を敵に回してでも、あいつら(滝壺達)のために動きたい」と言う浜面に「俺もそうだったよ」と言うのがさぁ
『あいつら(世界をどうにでも出来る魔神)を敵に回してでも』って言い回しから、実際に世界を敵に回したオティヌスとの事だと思ってたけど、浜面の守りたいものの存在と、ロシア編での上条のセリフを鑑みるとこっちなのかなぁと
ロシア編での浜面のムーブもあるし
闇堕ち上条(仮)、やっぱり旧約17のハイジャックや、小説版電脳戦機の方向性なんだろうか……
電脳戦機で俺が殺しそうになったら止めてくれと言っているが
「俺にはあのクソ野郎を叩き潰す権利がある」
「……クソッたれ。気絶するまで殴り倒してやる」
で実際に暴力性に呑まれてたのが旧約17なんだよね
旧約17の上条
『暴力的な口調は、いつもの上条のそれではなかった』
『上条当麻にしては珍しく、一撃では済まさなかった』
インデックスを目の前で傷付けられた事により、明らかに常軌を逸している描写で、上条の闇っぽさにニコニコすると同時に
直後「ビーフオアフィッシュ!」なインデックスの様子に呆れたコメントを上条がしている訳だが、これ、自分の奮闘と脳天気なインデックスとの落差に呆れているようで、インデックスの元気な様子に引き戻されている描写じゃん……?
めっちゃ、上インじゃん……???
ここから上条、落ち着いてるし
落ち着いた結果が、ステイルの「君は殺す事を迷うから、周りまで危険にさらすんだよ」に繋がるの面白い
そして殺す事には迷っても、悲惨な事になっている犯人に笑って「頑張れ」と見放す程度には許してないの好きだよ
闇に呑まれ暴走するヒーローをその光でヒロインが止める展開は、通行止め担当だけど
考えてみれば、上インもそれを軽くやってたりするんだなぁと
(自作のその苦しみを愛と呼ぼう、からの話)
記憶が埋もれるくらい沢山幸せな事をってのは、旧約1の偽善使いである上条からの発想だけど、旧約1を今見ると『あの性格のインデックスにとって、『別れ』は死のような苦痛だろう。それを何度も何度も味わっていく、地獄のような在り方。』『死ぬほどの不幸(わかれ)』で、ああああああとなる事必至だし
「……あの子はね、ゴメンなさいって言うんですよ」『記憶を失ったインデックスはステイルや神裂を責めるはずもない。』もそりゃそうなんだけど、でも創約11で出た上条への言葉は「何で死んじゃったの?」で責めるようにも聞こえる言葉じゃん……
その違いに頭を抱える
鎌池さんが意識したのか否かは分からないが、旧約1の『死ぬほどの不幸(わかれ)』が、創約11の『幸せそうには見えなかった』として回収されてんだよなぁ
創約11でアリスの地獄に言及されてたが、インデックスもやっぱり地獄の精神だよなぁ……
旧約1を改めて読んでも、上条がインデックスと自分を取り巻く色々な事にイライラして、インデックスに対して何らかの感情を抱いているのに自分でもそれが分からないとする描写が印象深いんだよなぁ……それって恋か、それに類する感情以外ある?
残すように仕向けたフードの繋がりを想ってイライラし、インデックスが『汚れ』扱いされ本人は他人の事ばかりな事にイライラし、その懐き様に最初に手を伸ばしたのがたまたま自分でしかなかったからという結論にイライラし、二人の世界は決して交わり合う事はないとイライラしていた上条の感情よ
上インは、よく他所から家族関係だと否定されたりするが、少なくとも1巻の時点で家族とは到底言えないよね
そして1巻の締めは「どこに思い出が残ってるって言うんだい?」「心に、じゃないですか?」
記憶を失う前の上条が抱いていたそれが恋と呼べるものなら、それが心に残っているという事は……
ここから先の展開も、バラバラだった上条当麻が纏まったり、記憶の有るなしで上条当麻は揺らがないとしたり、自動書記を見た上条の心がザワついて訴えていたり、旧約1の「心に、じゃないですか」というテーマを忘れていないように思う
旧約1のこれの何が面白いって、インデックス側も『これがどんな感情なのかは分からない』と思っている所
最後に「とうまの事が大好きだったんだよ?」という一つの答えを出しているが、大好きという答えは出せても、そこに恋愛感情の有無で差が出る事をインデックス自身は自覚してないんじゃないかなと
何度も言っているが、インデックスは画集のラブレターSSで『恋愛感情に基づくジゴク発生まであと三秒』という記述がされているからね……
恋愛感情に基づくジゴク
ラブレターを見て嫉妬というそのままの解釈も出来なくはないけど、でもぶっちゃけそれって女の子に囲まれる上条を見たらいつもジゴクなの?って考えたら、やっぱりこれは恋愛感情を自覚する事で発生するジゴクだと考えた方が自然だよなぁと思う
上条がインデックスに懐かれている理由を自分じゃなくても良かったんだと認識してイラつくそんな時に「……その幼児体型にだきゃ思春期とか言われたくない」とか言って子供である事を揶揄したり、「元から好きでもねーくせにそんな台詞吐くな」と言って拗ねているの面白くない?
恋じゃんこんなの
あと1巻で上条が揶揄するの、誤魔化す時なんだよな。インデックスを裸にした時に心臓を握り潰されるかと思いながら冷静を装ったり、さっきと違ってエロくねーだろ着替えなんてと言ったり(裸はエロかったと認めている)、パジャマで露出した太腿に気まずそうにしながら小萌先生サイズに口を出したりとか
記憶を失ってからの上条も誤魔化す時に下手な事言う傾向があるけど、旧約1だと顕著なんだよな
記憶を失う前の上条の、自分の感情そのものには無自覚な癖に、誤魔化す時は自覚的に話を逸らしてるの本当面白くて最高すぎる
禁書という物語が進むにつれ、上条の過去が追加されたが、何かが違っていれば他の女の子と一緒だったんじゃないか?というIFを感じつつも
旧約1を見ると、出会って短時間でインデックスを滅茶苦茶気にして、繋がりを欲していたのを見ると、やっぱり上インは特別なんだなぁと思わざるを得ない
上条の過去の描写の詳細があればある程に、ボーイミーツガールして出会ってすぐに本人に対して執着心を抱いたインデックスとの関係に感心すると思う
『何事もなければ彼女が立っていたかもしれない場所に収まっているしあわせな女の子』
リバースのみさきちとインデックスの対比描写が好き
IFを空想してしまう所だが、みさきちの苦しみは『かつてのあの少年が銀髪シスターを前にして味わってきた苦悩と同種のもの』とも描かれているんだよね
大切な存在に忘れられてしまう恐怖。みさきちから上条への特別さを描写されるのと同時に、上条からインデックスへの特別さも地の文で突きつけているのが結構残酷でもある
リバースの同場面の最後に『いい加減に、地の底に落ちた姫君を救い出せ』がある。流れ的には沈み込むみさきちの事だと受け取っても良い筈だが
『絵本のお姫様みたいな』と表現されるのはインデックスで
みさきちには『だから彼女は女王で、だから彼女は一人ぼっちだった』と表現されているのが本当……
『ヒロインになりきれなかった少女』というのは姫神に使われた言葉だけど、リバースのこれと蜜蟻にも浮かんでしまうんだよな……
ここらへん、本当に救われない……
あとがきで鎌池さんは、みさきちに『属性的には囚われのお姫様』
美琴を含めた話として『救い出すべき象徴で敵を倒して獲得する手柄の記号として彼女達にお姫様のドレスを着せた』と言っているが、作中で実際にお姫様と表現されるのはヒロインの中でインデックスだけなのが徹底しているの凄いよね
『いい加減に、地の底に落ちた姫君を救い出せ』
リバースのこれ、何気に上イン的に凄い表現だよね
あの状況での大きな目的としては神浄をどうにかする事で、あの城で巻き込まれているのはインデックスだけじゃない筈だが、救いにいく対象は地の文さん的には『姫君』単体指名なんだけど
そして、対ステイルの『仲良しこよしで妥協しながら激突を避けるだけが友情じゃない』が普通におもろい
上条はアレでステイルに友情を抱いている訳で、創約で理不尽に殺されかけても好感度的には大して変わってなさそうなのがまたw
この時の「きやがれ、魔術師。出し惜しみはナシだ」が滅茶苦茶に好き
旧約1でそれぞれ『魔術師』『能力者』と呼んでいた頃を踏襲しているやつじゃん?
地の文『姫君を救い出せ』でインデックス単体指名からの、少女の為に在るステイルを理解し、戦いを避けるのは望んでないと言う上条。感慨深くなる
(上条側の、ではあるが)記憶関係の悩み、救い出すべきインデックス、対ステイル&神裂、そして自動書記と、物語の全体的な展開とは別に、旧約1リベンジを演出したのそういう意味でも本当に好きだよ、リバース
バイオハッカー編を読むと、リバースでの神浄の討魔が案外本当に記憶を失う前の上条当麻に寄ってたんだなと実感出来るが
理由があっても何だかんだで一線を越えられないのがあの上条当麻で、理由があれば簡単に越えてしまえるのが神浄の討魔なんだとも思えた
上条と神浄、似ているけどやっぱり違うよね
そりゃ神浄は『もっと上手くやれていたら』っていう願いでもあるんだもんな……
「もっとスマートに幻想殺しを扱えたら、なくした記憶のどこかにそんな操縦方法は埋もれていなかったか。お前がそんな未練を持たなければ!! 俺はなくした記憶を頼りに上条当麻と成り代わって、もっとスマートに振る舞おうだなんて馬鹿げた事を考える必要さえなかった!!!!!!」
結構まんまだな……
『もっとスマートに振る舞おうだなんて』が、今までは現在の上条当麻に掛かっているのかと思ってたけど、過去の上条当麻にも掛かっていたのか〜〜ってなった
『……良いよ』
『こっちだって、いい加減にムカついていたところだ。もう我慢はナシ。テメェがやらなきゃ俺が勝手に表に出ていたところだぜえ!!!!!!』
創約9のこのヒャッハー!感が好きなんだけど、どちらかと言うと神浄さんの素としてはこっち寄りなのかな。リバースでは演じた側面があったし……
これはこれで人外感があって良いと思うんだよね……
『……良いよ』の少年らしさ溢れている所から、一気にヒャッハー!するの本当に好き
リバースの神浄の注目したい所。キス未遂疑惑で、神浄がインデックスの肩に手を置いた時に
『自分が何をしようとしているか上条にも理解できていなかったかもしれない』
で、神浄としてもこれが無意識だったかもしれない所。神浄はこの日だけ入れ替わって上条に明け渡すつもりだったと語っているが
そのつもりだった割にこの行動は矛盾しているようにも見える。矛盾しているからおかしいが、でも、無意識にやっちゃっていたのなら話は別じゃない?
神浄だって人間関係の均衡を崩す意図があった訳じゃなかったのに思わず、『本来ならやらなくても良い余計な事』をやろうとしていたのだとしたら……
「お前が余計な事さえしなけりゃこんな話にゃならなかった」「俺にも原因はあったかもしれない、だけどそもそもの元凶はテメェだろ」
この上条の言葉、神浄発生時についての話なように見えて、エゴの話に対する上条の返答の可能性があったりしないかな
『矛盾しているかどうかなど』の矛盾もこれに含む
神浄の「単なるテメェのエゴでしかなかったろうが!!!???」に対し、守られていたみさきちの幸せな時間について触れながらエゴの方が綺麗にスルーな事が疑問だったけど、これこそが上条の返答だったとしたら……
結構真面目に上インvs神インだった可能性?
直後の「そして嬉しいよ、これは噓じゃない。お前って謎さえ残っていれば、怖い思いなんか全部忘れられそうだッ!!」
これは嘘じゃないと言っているからには、神浄の言動には嘘だった言葉がある訳だが、その嘘というのは紛れもなく侵入者であるドラゴンに対するカマトトぶった反応の事だと思うんだが
じゃあ、怖い思いって何?というと
『大悪魔コロンゾン。イギリスの国難は、本当にここでおしまいなのか』とその場にいる全員でドラゴンの気配に不安や懸念を抱く場面があるが、言うまでもなくこれは嘘の反応じゃん
じゃあ本当になんだよって考えると
『彼女がほんの一ミリでも心変わりをしてしまうような言葉を出す事が、上条にはできない』
直前にインデックスとの行く末に対しての恐怖があるよね
そして神浄は無意識に行動を取るぐらいの気持ちがある可能性を思うと、謎とされたドラゴン襲来でそれを紛らわせたかった神浄で神イン…ってなったんよな
「ふざけんな、イギリスのクーデターが俺の人生と何の関係があった?アンタは自分の都合でインデックスを取り上げて、右往左往する俺を巻き込んだんだ」
神浄のこの発言が好きだ
今までの上条当麻とは、と、客観寄りの視点で語りながら淡々と上条からインデックスへの執着の存在を明かしているのが凄い
このシーン、ステイル神裂にとってのインデックス、ヴィリアンにとってのアックア、そしてエリザードにとっての娘や国民達といった具合に愛するものを枷として利用して、俺(上条当麻)にも同じ事してただろ?って迫る場面なんだよね
言い換えれば上条にとっての枷はインデックスじゃん?上インだね
「頭の中に入っているんだよ、アンタのアキレス腱も」という神浄の言葉は、創約1で打ち止めの事を『俺のアキレス腱』と表現していた一方通行を思い出す
直接表現された訳ではないが上条にとってのインデックスもそうなんだろうな。何度も心を揺さぶられている訳だし
『逆に言えば、この少年(神浄)が他の誰かに使われる展開はない』が本当にこれ(上条と神浄は似ているけど違うって話)だよなぁって
でも、身近な人達を盛大に巻き込む事はしても、何だかんだで身近な人達を上条当麻自身への枷にはしなかった所、そこは上条当麻としてのアイデンティティを守ったんだろうなと思った
リバースの神浄や上条と二人のやり取りを、一つ一つ自分なりに噛み砕いて解釈していく作業を未だに続けているけど
戦いの最中に誘導された自動書記の攻撃を避けながら幸運に慣れない為にちょっとした不運にありがてえ〜ってなっている上条に対し神浄が
「どうあっても、お前は忘れる生き物らしいな」
「何を言われても、どんな事をされても、何事もなかったように!! 元からその程度の執着しかないなら、テメェに何かを独占する資格なんかねえだろうがよ!!」
って言っている所が未だによく分かっていない
これ、直前に自動書記の描写だし自動書記(インデックス)の事なんだろうか……??
神浄の言う『忘れた事』が自動書記の事なら、神浄との対決を経た後の
『上条当麻の頭の中にある、どうしても思い出せない部分が疼いている』
『訳なんか分からなくても、全てはノイズの向こうにある思い出の話だったとしても 』
『上条当麻は己の心に抗わなかった』
がそれに対応しているのかな?
対自動書記を見ると記憶になくても心には残っているし、『あの笑顔が見たい、それだけで良い。身勝手でも!!』だしで、この理論だと上条に独占する資格ありますよね?ってなる訳だが、そういう事?
そもそも、神浄は何かを独占するその資格が欲しかったの???
元々は一日だけ入れ替わって去るつもりだったのに????
その資格がある上条に思う所があるって事?????
CP厨的にはやはり上イン←神浄を思い浮かべてしまう……まあ、多分みさきち含めての話だとも思うが
バイオハッカー編での仄暗い思考の上条を見ると、旧約2で語られた『失敗した上条当麻』の解像度も上がる
もし失敗していたら、こんな人間(アウレオルス)になってただろうなーと言われていたよね
過去の上条は迫り来る恐怖に動揺しまくるし、無償の善意を貫ける程強くない描写があって凄い納得感がある
旧約2でインデックスに自分を見て貰えない男の現実を目の当たりにして、『自分がこの状況になった時に裏切られたと思わずにいられないだろうか?』と考えている上条だが
アウレオルスと同じように何だかんだで上条もインデックスに矛先を向けられないと思うんだよね
何だかんだで過去の上条は一線を越えられなかった男だから
じゃあ他者に対してはどうなんだろう……アウレオルスも元々は善人寄りだったと考えてしまう所だが、バイオハッカー編での素のネガティブっぷりを見ると私は何より自分に矛先が向きそうだなぁと思っちゃったよ
『初めて少女を見た時から、この少女は決して救われないと思っていた。にも拘わらず彼が諦めなかったのは、単に『魔道書を提供する』という名目の元、ただ一人の少女に会いたかっただけなのだと』
『ただ一人の少女を救いたいと願った錬金術師は、逆に少女に救われていたという話』
に、ああ…となるよ
上条も偽善使いを自称していたし、この境地に至る土壌があったと思う
自分の無力感に虚しさ抱えながら主人公願望自体はあったし、何より無自覚にインデックスに対して無自覚な想いを抱えてた訳だから
バッドエンドを迎えた後で自覚しちゃったらそりゃさ……この場合本当救われないな
1巻バッドエンドの上インを考えて、虚しい日々を送る上条が何故か別ルートで凄い魔術師か何かと関わり始め、何故か都合良く成功したIFの存在を知り、色々あって自分の右腕ぶった切って(魂の輝きを失った上条に幻想殺しは惹かれない)、何故か壁を越えてインデックスを奪いに来る妄想が生まれちゃった
可能性の情報を覗き見て、それを元にインデックスを救いに行ったのは良いが、自分との思い出を失くしてその時点の新たなパートナーに笑顔を向けている光景を前に絶望し、成功した可能性にいるインデックスの過去の記憶を貰ってこよう(俺以外との記憶?邪魔だな)とする闇堕ち上条?
(なんだこれ)
禁書は本編軸だと設定的に並行世界を認めていないらしいね
それはそれとして、更に妄想の暴走をすると、バッドエンド闇堕ち上条に「俺と過ごした、俺のインデックス」とか言ってほしい
新約18の「別に、私は『理解者』以外の人間に気を配る理由を持ち合わせていない」と土御門に魔術使用を迫りつつ発破をかけるオティヌスで笑う
デレを匂わせつつあくまで他者にはツンツン
創約での言動がインデックス個人を認めた上でも、純粋に上条の理解者としてでも、その両方でもやっぱ美味しいよな
上条が帰る場所を守る為の戦いもハッキリ視野に入れた創約時点でのオティヌスが、例えば再び同じような状況になった時に他者に何を言うのかは未知数ではあるが、インデックスに対する特別扱いはどうしても感じちゃってニッコリだよ
リバースの、美琴に逃がされた後に合流したオティヌスが「貴様でないと助けてやれぬ者がいる」と言って生存第一に考えさせるの、普通に考えて個人対象ではない筈だが
創約での上→インに対する理解っぷりを見るとさぁ、インデックスが敵(神浄)の手中にいる上条の焦りも分かってると思っちゃうんだよな
「失敗した。誰も助けられなかった!」と焦る上条に、オティヌスは城で何があったのかも、何で失敗したのかも訊いてないんだよな
理解者にはお見通しか?
創約におけるオティヌスの上インへの理解っぷりの面白い所
オティヌスはあくまで上条の理解者なので、上→インはバッチリ理解出来ても、上←インは精度としてイマイチな所
創約10冒頭でのインデックスの行動に対する狼狽えも、オティヌスの元魔神としてではなく人間らしさの表れみたいで好きだよ
創約10でオティヌスが人質として取れる手段を楽観意見で述べている時
『イメージが湧かない。インデックスはそういう権謀術数とは最も遠い存在だと思う』
って否定しているのが面白くて、本当に上インで好き
ゲームの賭けで普通の人に負けそうなのが、上条から見た日常での印象が強いインデックス
画集2SS的にそれ自体は正解だろうが印象が日常面すぎる
創約9と画集2でインデックスは上条に意図的に見せてない仕事人な顔があると示されているのが面白いよね。大切だからこそ見せたくないし、気付かない
ついでに上条が人間性を捨てた姿をインデックスは恐らくハッキリ見ている感じでもない所面白い
対アウレオルスで上条がスイッチ変わった時もインデックスは見ていないし、対ハイジャックや神浄時の暴力的な部分も見ていないし
上条側は偶然でもあるが、こういうお互いに尖っている非日常の部分を見せない(見せたくない)のが、上インのお互いを帰る場所としている印象を一層強くしていると思うんだ
上インのここらへん
「……できる事なら、お前が魔術語ってる時の顔ってあんま見たくねーからな」
「うん。けど、覚醒めてた時の事はあんまり突っ込まないで欲しいかも」
「何だかどんどん冷たい機械になっていくみたいで、恐いんだよ」
旧約1から既に始まってて、続いているのが感じ入るものがある
旧約6序盤の、上条が記憶を失ってから思い出を重ねている事をちゃんと認識しているのに、白い少女にはそんなの関係ないだろう(少女が求めるのは自分じゃない)と拗らせまくってるのと
インデックスが自分の仕事人な一面を見せたくない事から、上条の立場を考えている描写面白いよね
旧約の上条、真実を言う事をインデックスとの関係の終わりと考えている節があるのに
「住み分けなんかしなくても良いんだよ!そんな風にしなくたって俺達はずっと一緒にやっていけるんだ!!」
と言うの面白いよね。関係の終わりとなるものを認識しながら、『ずっと一緒に』って
この上条から見て5巻という短い時の中でも、少女に振り回されている所あるのに
「テメェの目には俺が嫌々インデックスに付き合わされているように見えたのかよ」
「だから、俺から大切な人を奪わないでくれ!」
って宣言してるのあまりにも上イン強い
創約でもアレで『無邪気な食いしん坊』扱いだしな
上条はインデックスの日常的な良い部分も悪い部分も全部分かった上で『インデックスと一緒の日常』を愛しているのが良い。最高に上インだと思う
創約5でインデックスがサバイバル状況で洒落にならない食い尽くし行為をしたが、それでも上条にとっては『無邪気な食いしん坊』なの、甘々すぎて流石に笑う
インデックスの自堕落っぷりに呆れたりキレたりする時もあるのに、何だかんだで許して甘やかしてしまうのは上条なんだよね
インデックスの欠点程度では上条からの印象は下がらないし離れる理由にもならない
それは『俺から大切な人を奪わないでくれ!』の時から答えが出てるの本当ニコニコしちゃう
旧約6における風斬の
「あの人は……あなたとケンカをしても縁が切れないって信じてるから……安心してケンカできたんだと思うの」
もニコニコしちゃうよね。ここから先の日常面での多くの遠慮があってないような二人のやり取りもコレがあるでしょ
これ、日常面では遠慮なく言う上条も、シリアス面ではインデックスが自分から離れてしまう事をずっと恐れているからこそ触れられなかったという事が強調されていると考えると改めて良いな
旧約6内でも自分の記憶とインデックスとの関係を重く考えている描写が入るし
上インの、お互い欠点を曝け出している所からも分かるパーソナルスペースの狭さよ
日常は勿論、創約4のインデックスを庇う場面で抱き締めたままガタガタに震えている些細な上条の描写が私は凄い好きだ
ヒロインの前で行動的には格好良いのに格好良くない姿も当たり前のように晒すのポイントでけぇんよ
風斬が言っていた信頼もあるが、上条も何だかんだインデックスに寄りかかって甘えている感じあるよね
精神的支柱にインデックスがいる所
そして日常面だけでなく、何より上条が事件へ思いっきり飛び出せるのは、最後に「おかえり」と迎えてくれるインデックスがいるのも大きいんじゃないかなと私は思う
旧約16でアックア戦の為病院を抜け出す時に死ぬ程謝るからって思っている(旧約22と違って怒られても何だかんだ許してくれるだろうと暗に考えている)のがいい例だったりするか?
上条の創約10における『無邪気な食いしん坊』
実際はアリス含めた扱いではあるけれども、インデックスの食い意地に対して玉に瑕みたいな言い方ではなく、『無邪気な』と付ける事により総合的にはそこまで瑕として見ている訳ではない感じなの本当に面白くて好きだよ
創約4で上条は用意された機内食を絶賛するインデックスに
『人を幸せにする才能、という意味では確かにシスターらしい』
として自分の料理さえ持ち上げられる事を含めて苦笑しているから、美味しそうに食べてくれる彼女を好ましく思ってるのよね
正にいっぱい食べる君が好き状態でしょ、上イン可愛いね
上条、新約12でインデックスに対しトーストにマーガリンを塗ってあげているぐらいにインデックスに甘々世話焼きでありながら、異性としてバッチリ意識している(間違いを犯さない為の風呂場行きを未だ続行し、懺悔したくなるし、一旦意識し始めたらズルムケ思春期になる)という、そういう男なんだ最高
上条からインデックスの保護者としての一面もありながら、絶対的にそれだけじゃない異性としても見てて、更にクソ重い感情もあるというこの複雑さが上イン良いよね
上→インの感情、関係は色々なものが沢山混じってて複雑だというのは想像が出来ていたのですが、そこから創約11で吐露された上条の心から出た一番目の想いが『インデックスと会って話したい』というシンプルさだったのが私は凄い好きでぇ
読んでてリアルにびっくりしちゃったもんな、上インすぎて
創約11での上条のインデックスへのシンプルな想い、新約9で数ページにわたって長々と気持ちを吐き出していた男が「……インデックスと、もう一度話をしたい」で簡潔しているの逆に凄まじいんだよな本当
ちなみに新約9で吐露されたインデックスに関する未練は、「ただ、いつもと同じように学生寮で目を覚まして、インデックスのご飯を作って」というものだったね
両方心からの願いだっただろうが、創約11では善なる達人の誘導の他に上条が自分自身を優先する事を覚えた後なのが大きいと思っているよ
新約12での寝ぼけたインデックスへトーストにマーガリンを塗ってあげる甘々世話焼きモードの上条、もしかして新約9で抱いだこの気持ちがあったからでは???
日常に戻って来て初めての巻だよね新約12
新約13でもこんなん(ウッキウキなテンションと僧正へのキレッキレなボイスの落差に笑うんだけど、上条の右手狙いだったフィアンマやオティヌスと対峙した経験があるのに、当たり前のようにインデックス狙いの魔術師認定してキレるの、どんだけインデックスを傷付けられたくない意識が強いんだよ……ってなる)(インデックス狙いで学園都市にいるなら、わざわざ学校よりも本人に直行するでしょ普通w新約2でも、自分の右手が事件の中心に関わり出している事を上条自身が意識していたのにこの考えが真っ先に出るぐらい、新約9で再確認した『本当に守るべきもの』を脅かされたくなかったのかなと思っちゃうよ)
だし、新約9って本当に上イン(上条からインデックスへの気持ち)に与えた影響が恐らくデカかったんだなぁって
(はいむらさん画集4より)
口絵カラーのイラストが、向き合うドラゴン上条視点とインデックス視点の表現のハッキリした意図なんて聞いてないんですが!?!??!??!??
正直、私なんも考えてなかった!!いつもと違う衣装と表現サイコーとしか思ってなかった!!言われてみれば……!!!って感じだ
つまり、ドラゴン上条の視点の中心にいるのはインデックスと庇う神浄って事になるんですけど、あれこれなんて上イン?????
インデックス視点も、上条ドラゴンを中心に捉えながら神浄の背中全身をもしっかり目に映しているという、このリバース上インのすれ違いやべ〜〜〜!!!!
こりゃ、ドラゴン上条が苛つく訳ですよ、我慢出来ずに正真正銘のエゴで乱入しにいく訳ですよ
上条が焦りを抱いた光景の一端を我々読者にも見せ付けるという、はいむらさんのこの手腕最高だし、ここに来てリバース上インの新しい燃料が来るとは思わないんですけど?????
インデックス視点では襲ってきたドラゴンの脅威を表す為の赤色に対して、上条ドラゴンの視点だと親しい人達がいるからか静かに青いのが……対比としてクるね……
インデックスの目に映る神浄がドラゴンに立ち向かおうとする?動きなのに、上条の目に映る神浄が後ろを庇う右手の動きでその違い本当好きだし上イン〜〜ってなる
実際のリバース本編での描写で神浄は『インデックスを捨て置いて勢い良く飛ぶ』なので(神浄が自ら受け身優先で捨て置いたのか、上条が激おこで許さなかったからなのか解釈が別れる所だと思うが)イラスト通りではないのだけど、上条は神浄がインデックスを庇っても庇わなくても苛ついてたと思うとね……
神浄がインデックスを目の前で守らない→は?ご自慢の力がありながら守らないのかよ?
ってなってただろうし
神浄が目の前でイラスト通りインデックスを庇って守ろうとする→神経逆撫でや苛つき
になるんだろうと思うとさ……
あの時の上条にとって、インデックスのリアクションはそれだけで重要な意味を持っているんだよね(『同じ言葉を、別の人の口から聞くのが怖いのだ。遠い過去と結びつけられた、あの少女から』の部分)
ここで実際の新約22リバースの口絵を見ると、あのイラストで添えられた「とうまっ!」って言葉は上条当麻ではなく、神浄の討魔に対して投げかけられているのがはぁ〜〜ってなる
創約9の青ピ、序盤で
『目の前の人を助けるのに、正義のヒーロー様にお断りを入れなきゃいけない理由って何だ?上条当麻はそもそも立場や責任のある人間なんかじゃない。どこにでもいるありふれた高校生だろう?』
っていう初心を思い出させてくれた上に、それを本人が体現しているからね。そりゃあさ
新約14 で上条が語った、どこにでもいる平凡な高校生理論
『本当に困っているヤツを見ちまったら最後、たったそれだけでいつでもヒーローになれるヤツ』
『怖くたって、足が震えたって、歯の根が合わなくたって、頭が真っ白になったって』
青ピはまさにこれだった
青ピの誰かを守ろうとしたその選択がバケモノになって突き進む上条の心を繋ぎ止めたの最高だよね
そしてこの青ピだけでも熱いのに、青ピで初心を思い出させてからの創約10で実際に『泣いている女の子をそのまま放っておくのは正しい行いか?』という原点の展開に至るこの流れが私は本当に好きだ
バイオハッカー編での、最終的に助けようと必死にはなるけれど、そこにいくまで理由をアレコレ付けて自分を納得させようとしていた上条を見ると、青ピの選ぶ『可愛い女の子が笑ってくれる選択肢』というのはシンプルであの上条から見ても強いのかもしれないと今思った
「何が女の子だ別に助けたってキスしてくれる訳じゃねえんだろ馬鹿馬鹿しい」を始めとするあの上条の言動にこれは旧約1の青ピについていけるオタ条に繋がるやつだ!ってなって好き
Memo
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