泣かない君へ

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再会の才 / よろずりんく

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女遊びゴールドと依存する病みクリス
シル→クリ要素あり








女遊びが激しくてギャンブル好きで食い意地張ってて言葉遣いも悪くて時々チンピラみたいに横暴な彼。
周りから見たらそんな彼をいい加減で馬鹿な奴だと蔑むだろう。あんな奴で良いのか、後悔しないのかと何度も何度も周りから問われた事がある。その度に私は何度も何度もその問いに頷き返してきたわ。

だって、私は私だけは知っているもの。
彼の本当の姿。彼の瞳の奥に宿る情熱を。

いい加減で馬鹿でその場のノリで物事を決める彼だけど、いざって時には私達を助けてくれる。救ってくれた。
最悪の出会いの時も仮面の男と対峙する時も先輩達を助ける時だって彼は頼りになったわ。

普段は何かにかまけていても真っ直ぐ誠実に対応するその姿に、私は惹かれていった。


だから、私は誰にどんな事を言われても彼について行くの。





(ねぇ、アンタ。本当にアイツで良いのかしら?後悔しない?)


しませんよ。
彼を選んだのは私自身です。
どうして後悔する必要が?

(僕は、時々貴女が無理をしているように見えるんです)


無理をしている?
何を言っているんですか。
私が選んだ道ですよ?

(俺だったら、お前を幸せにしてやれる)

ごめんなさい。
嬉しいけれど私には彼がいるの。
貴方に応える事は出来ないわ。

(アイツは、…ゴールドは他の女とっ!)


知っているわ。
……もう全部知っているのよ。



ギャンブルに手を出して私が怒った時、彼は口を尖らせながら渋々とだけどちゃんと止めてくれた。
名産品ばかりに目を向けて私がすねていた時、彼は笑いながらこちらを向いて食べ物を差し出した。その笑顔に私は何も言えなくなった。
彼が女の子にナンパしていた所を見た時、思わず逃げてしまったけれど彼は直ぐさま追いかけて来て私を抱きしめた。後ろから愛を囁かれる度に私は彼に逆らえなかった。
彼が他の女と逢い引きしても、彼は私のもとへと必ず帰って来た。当たり前よね。私は彼の恋人なんだもの。彼は誠実な人よ。私は知っているわ。

彼は私のもとへ帰ってきてくれる。
必ず。絶対に。

ねえ、そうでしょ?ゴールド。





「愛してるぜクリス」

「私もよ、ゴールド」

「だからキスして」

「なんだお前からノってくるなんて珍しいんじゃねーの?」

「良いから早くっ!」

「仕方がねえな。キスだけじゃ足りねえくらいにしてやるよ」


甘ったるい香水の匂いを放つ彼に私という存在を纏わせていく。

ほらもう貴方は私のモノ。









普段と正反対のゴークリにしたかったのですが、正反対にしすぎた。
反省はしている。


11.7.21
//一時だけの所有物