SSおきば

※:性的描写あり

18.11.17

ベルヒくん×マレッカくん
ぽかぽかした話
貴方はベルマレちゃんで
【逢うたび】をお題に
140字SSを書いてみて下さい。
SSでもOK!
https://shindanmaker.com/570790


 薄いレースカーテンを通って寝室を照らす朝日が沈んだ瞼を浮かばせて、微睡んだ視界が鮮明になった瞬間に映った彼の寝顔に自然と表情が蕩けてゆくのを感じて思わず苦笑した。まだ瞳が開ききらない様子にそっと額を撫でると、口元からぽろりとこぼれた、ベルくん、と自身を呼ぶ甘い声に堪らず顔を寄せては褐色の柔らかな頬にそっと口付けを落としてみる。

「ん、う…?」
「…早く起きないと、もっといたずらしちゃうぞ」
「あ…ベルくん、おは、よ」
「あい、おはよ」

 ごしごしと目を擦りながら起き上がったマレッカの腰に腕を回してぎゅっと抱き締めてから、未だ眠そうに欠伸を零す彼に苦笑しながらも腕を引っ張りつつパジャマのまま二人でリビングへ移動し、二人掛けのソファーへと腰を降ろさせて、砂糖がたっぷり入ったホットミルクを二人分、ペアのマグカップを手渡すと嬉しそうに微笑んで受け取ってくれたマレッカの笑顔は何よりも眩しくて尊ささえ感じてしまう。

(何度見ても、マレちゃんの笑顔は最高だなぁ)

 毎日毎日顔をあわせていてもこればかりは譲れない。ふんわりとリビングの中に浮かぶ真っ白な湯気のぬくもりと優しい甘さが興奮した鼓動を落ち着かせ、隣りでマグカップを両手で抱えながらちびちびと少しずつ飲んでいるマレッカの仕草さえも愛おしく、少しだけ空いていた互いの距離をぴっちりと詰めるようにそっと体を寄せてみる。
 フク越しにじんわりと感じる温かさ、素足と素足、彼の太ももの上に手を乗せればそれに応えるように重ね合わせてくれる優しさに目線を合わせてみれば、そこには照れ臭そうに頬を染めて満面の笑みを浮かべているマレッカがいた。

「ベルくんのおてて、あったかいね」

 きゅっと仄かに力の篭もる褐色の指がゆっくりと絡み、上手く言葉を発することが出来ないまま次第に握られてゆく感覚に、危うくもう片方の手で持っていたマグカップを思わず落としそうになって慌てて滲む意識を覚醒させたのだった。


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