SSおきば

※:性的描写あり

18.12.28

相方くん×おにいさん ※
風呂に入り直す話
 あれだけ暑さの続いた日々は一体何だったのだろうかと思う程、気付けば一枚羽織らなければいけないくらいの季節へと移り変わっており、興味津々のチビッ子と寒がりの相方の要望を受け、リビングへと設置された中古の炬燵を迎え入れる事となったのは今から数日前の話である。
 生まれ育った土地では当たり前だった積雪まではないものの、半袖で過ごすにはさすがに我が身も堪え、それでも家の中ではスクールジャージーを上着に羽織っては裸足のままで部屋の中をうろうろしているので、電源を付ければまるでカタツムリのように出てこなくなる相方にはよく信じられないという目で見られていた(外と比べれば正直大した寒さではないと思う)。
 それでも折角設置したのだからと、机が横に広い長方形のタイプだった為、彼の隣りに腰を下ろして暖かい掛け布団の中へと足を入れればしっかりとぬくもりに包まれる感覚に思わず深い息を吐き出した。

「ふいぃい」
「っ、おい…」
「あ、ごめん」

 すっかり冷え切った素足がしっとりと温かみを帯びた相方の足に触れてしまい、あまりの温度差に驚いたのか珍しく声を上げて反応を示した彼に悪く思いつつも、ついつい苦笑を漏らしてしまった。すると逆に温めてくれるつもりなのか、両足で片方の足を包むように撫でられ、且つ腰に回った太い腕で体ごと引き寄せられてはぶつかる肩、そのままの勢いでぴとりと磁石のようにくっついた頬の体温が気持ち良く、思わずすりすりと頬ずりを交わしてみる。

「うへへ、あったかぁ」
「寒いならもっと着ろ。風邪引くぞ」
「それが引かないんだよなぁ、健康体なもんで」

 にししとやらしく笑みを零せば、小さく溜息を吐いた相方がぼそりとなんとかは風邪引かないとは言うがな、などと冗談混じりに苦言を落とし、少々むっとはしたものの機嫌が良かった事もあってかそこまで頭にかちんとも来ず。段々と身体の芯から温まり始まったおかげか眠気を帯び始め、そっと彼へと体重を掛けるように肩口へ頭を預けると、腰に添えられたままの右手に微かに力が籠もり、そっと重い瞼が落ちていたその直後、突然身体を持ち上げられたものだから驚いて一気に目が冷めてしまった。

「な、なになに!?」

 てっきりこのまま二人して微睡みの中へと意識を沈めるのかと思いきや、こちらの意志とは関係なく浮いた体は相方の膝の上へと跨がされるように乗せられ、不意に首元へかかる熱い息、腰の辺りに感じるびくびくとを帯びた布越しの彼自身をしっかりと感じ、その意図に気付いてしまったものだから次第にどくどくと高鳴りゆく鼓動がうるさいくらいに頭の中でどくどくと響いていった。
 ヒナタ、と耳を澄まさなければ聞こえない程の小さな声が背後から落ち、既に半分程開いていたスクールジャージーのチャックを前へと回った右手にじりじりと下ろされ、撫でるように這うしっとりと温まった大きな手のひらが腰から胸元へ移動すると、ほのかに染まる薄い桃色を指先でぴんと引っ張られ、ぐりぐりと摘まれる度に抑えの効かなくなった声がぽろぽろと口元から溢れていった。

「あっ…う、ばかっ…こんな、とこでっ」

 鏡を見ずとも分かるじんわりと染まっているであろう頬、それでも手を止める事なくもう片方の手はしっかりと臀部の下へと潜り込み、スパッツと肌の間から入り込んだ左手の湿った人差し指が容赦なくずぶずぶと後孔から差し込まれ、重力で自然と奥まで沈んでいく感覚に息が自然と乱れてゆく。すっかり弱点を知られているのか、探るように弄る指先はある一点を迎えると執拗にその場所ばかりに触れ、その度に小刻みに震える体と自分の声とは思えない甘い嬌声が上がっていく。

「ひ、うぅっ! ほんとに、待、って…二人、まだ二階で、起きてッ」
「…心配するな、オマエが風呂に入ってる間にちゃんと確認した」
「は? ちょ、それ…つまり初めからそのつもりでッ…っ、ぁ、ん! そこ、触んな、っ…!」

 文句を言う暇も与えないとでも言いたいのか、いつの間にやら胸元から下半身へと移動していた右手にずりずりとスパッツを下ろされ、炬燵の中で露出された陰茎の根元をしっかりと握り締めると、既に大きく膨らみ始めているそれを親指の腹でぐちゅぐちゅと音を立てながら撫で回し始め、同時に早いスピードで上下に扱くものだから実に居た堪れない。段々と荒く、そして熱くなってゆく吐息と、体中のあちこちからびりびりと湧き上がってくる確かな快感に思わず自然と振り向き、真後ろで同じく頬を赤らめた相方のその薄い唇へそっと口付けていた。

「んっ…ぅ、は、ぁ、うっ…」
「っ…どうした。その気になったか」
「…おかげさまで、なっ! ぁ、っく…も、指、やだっ…早く…!」

 頭の中が心臓の高鳴る音でばくばくとうるさく響く中、それを振り払うように首を振り、彼の太ももを跨ぐように膝を付いては俯き臀部を突き出すように炬燵のテーブルへ突っ伏する。我ながら欲に正直すぎる体に溜息を吐きそうになるも、そっと後ろを向いた先の相方のにやりとした怪しい笑顔を見てお互い様だなと心の中で一人苦笑していると、いつの間にか勃ち上がった自身よりも遥かに大きい陰茎が後ろで立ち尽くし、その真上へと腰を引かれ気付けばひたりとその先端を後孔に充てがわれていた。

「ぁ、っく…焦らすなよ、バカッ」

 そのままてっきり中へと沈んでくるのかと思えば、後孔を外から押し広げるように尻臀を両手の親指で引っ張られ、入口部分に陰茎を擦り付け始めては背を覆うように膝を付き項に何度も口付けをし、ひりひりと微かな痛みを感じるくらいに吸い付かれ、その度に生まれる熱が下半身をびくびくと震わせてゆく。そして臀部から左脇腹に未だ残る赤黒い痣に手のひらが触れた瞬間、息が詰まる程に反応を示した体は次第に力が入らなくなっていった。

「や、めっ…そんな、一気にやだ…!」
「…強がったところで、こっちは素直だがなッ」
「あ、ぁうっ、う…ひ、あぁあッ!」

 ゆっくりと落ちていく体、ただでさえ熱を持ち始めているのに炬燵の暑さがじんわりと余計に汗ばませ、既に揺らいでいた意識を無理矢理覚醒させるかのように突然ずぶずぶと奥まで押し入ってきた彼の陰茎が視界をホワイトアウトさせるまでの衝撃を与え、危うくチビッ子がぐっすり寝ているであろう二階にまで響いてしまいそうな甘い嬌声を抑えられるはずもなく甲高く上げてしまった。

「この、あほッ…起きたら、どう、すっ」
「オマエが我慢すればいい事だろ」
「う、ぐぐっ…ほんと、最ッ低…っ、は、ぁうぅっ! そ、んなの、無理ッ」

 何度も経験を重ねたといえど自分の声とは思えないものに恥ずかしさは消えず、ほんのりと染まった頬を隠すように俯きそのまま文句を零す中、ちらりと視界の隅に見えた相方が浮かべていたいやらしい表情に少々腹を立つ。しかし、ぐちぐちと撥ねるような水音が嫌でも耳に入ってくる上、がくがくと腰が搖れる程激しい挿入にびりびりと痺れる快感が体全体へと巡っていく感覚に抗う力などなかった。
 背と腹を密着させ左の脇から侵入した左手がぷっくりと浮いた胸の先端を指先で抓り、右手は揉むように痣を撫で回され、ただでさえ大きさのある相方の陰茎が中の肉壁を押し破るように奥へ奥へと容赦なく突いてくるという状況に何かを考える暇などなく、ただただ打ち付け続ける熱い波に歯を食いしばる以外に抵抗の余地はない。
 すると急に動きが止まったかと思えば、繋がっているにも関わらず痣を触れていた右腕が腰に回され、そのまま無理矢理体を引き寄せては床に座り込む彼の太腿の上に乗せられると、荒く熱の籠もった息が耳元に落ち、急に体を落としたせいで更に奥へと沈んだ陰茎に思わず背を弓なりに曲げながら再び無意識にも高い声を上げていた。

「ぁ、や、あぁっ! は、はぁ、サキッ…さき、だめぇっ!」
「っ、は…っく」

 項を吸い付かれて嫌でも耳に入るリップ音に思わず顔を背ければ、そこで待っていたと言わんばかりの相方に貪るように口付けられ、にゅるりと侵入を果たした彼の赤い舌と舌が絡み合い、その中で隙間から溢れる程注がれた山吹色が顔の脇にだらりと垂れた自身の髪をゆっくりと若草色へ変化させていく。

「んっ、ぅ、やぁっ…は、うぅっ、ナカ、あ、ついッ…!」
「は、はぁッ、ヒナタ…もっと、ッ…!」

 何度も腰を突き上げてくる衝撃でがくがくと縦に揺れる体と二本の垂れた髪、まるで甘えているかのようにぐりぐりと首元へ頬擦りをする相方が可愛いなどと思ってしまった自分に心の中で苦笑を零しながらも、容赦なく全身へと襲ってくる快感に最早限界が近付きつつあった。

「おれ、も、無理ッ…! イッちゃ、ぁっ、あぁあ…ッ、だめ、らめぇえっ!」

 ふるふると首を振りなんとか抑え込もうとするも、ぴんと勃ち尽くした自身の先から勢い良く飛び出した白濁は止まる事を知らず、その直後、腹の底を埋め尽くしてゆく彼の熱の波に危うく呼吸が止まりそうになり、意識を飛ばしかけながらもなんとか呼吸を繋げては一気に力の抜けた体は相方の胸の中へゆっくりと沈んでいく。

「は、ぁっ、はぁ、あ、っうぅ…」
「…こうなっちまうともう、汗だかなんだか分からないな」
「ば、かっ…この。誰のせいだと、思って…ぶえぇっくしゅ!」

 せっかく風呂で流したはずの体は当然ながら先程吐き出した互いのものと大量の汗でびっしょりと濡れていて、派手に吐き出したくしゃみを眺めては背後でけらけらと笑う相方に無性に腹が立ち、ずるずると鼻を啜りながらやけくそ気味に肘打ちをかましてやった。


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