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きらめきは死なない
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アイツを探すのは簡単だから助かる。思った通り、屋上入り口の屋根の上に寝そべっていてぐっすり夢の中だ。マキちゃんの夢でも見てるのだろうか。
傍にしゃがみ込んでも青峰君は起きる気配はなくて、まだ陽が高いのにこれ以上黒くなったら暗闇の中で探し出すの大変になっちゃうとかどうでもいいことを考えながら寝顔を見つめてみる。
寝てるときはさすがに眉間に皺は寄ってないんだとか、寝顔は可愛いなとか。変態か!
「青峰君」
「んあ? あ〜、佐藤? んだよ……」
「お誕生日おめでとう」
「あ〜、お〜……ありがとさん」
名前を呼んだら青峰君は割りとすぐに目を覚ました。まさか起きてた?
ここに来るのも、おめでとうって言うのだって結構勇気出したのに返事それだけかよ。あくびもすんな。そんなんだから彼女出来ないんだよ……それ以前に顔が怖いから無理か? 中身はただのおっぱい大好きな男子高校生だけど。
「プレゼントあげようと思って来たのに。いらない?」
「プレゼント? 何だよ」
「今はない。何がほしいか訊いてからあげようかなって。何がほしい?」
「あ゙〜……んじゃ、おっぱい揉ませろよ」
「……サッイテー」
「別に減るもんじゃねぇし、むしろデカくなるんだからWin‐Winだろ。お前ちいせーし」
「うるせぇ死ねガングロ野郎」
青峰君は私の胸にチラッと哀れみの視線を投げ掛けてまた目を瞑る。口角がピクピクする……ああそうさ。アンタの大好きなマキちゃんよりも桃井さんよりも比べ物にならないくらい私の胸は小さいさ。だからって本人目の前にしてその現実を改めて突きつけるって悪魔かお前は!
金的喰らわしてもいいかな。いいよね許されるよね。
「何がWin‐Winだよ、お前しか得しないじゃん」
「オレの誕生日なんだからオレが得するのは当たり前だろーが」
「青峰君に正論言われるとこんなに悔しいんだね」
「んだそりゃ……それに」
誕生日の主役の言うことは絶対だろ、と青峰君は頬杖をつきながらニヤリと不敵に笑う。そんなルール聞いたことないっつーの。仮にあってもそれが許されるのは小学生までだ! たぶん!
「と、とりあえずおっぱいはダメ!」
「あぁ!? さっき何でもくれるっつっただろーが!」
「言ってないわそんなこと! 超解釈するのやめてくれない!?」
「ぜってー揉んでやるからな! テメッ、逃げんなコラ!」
「変態かよっ……ぎゃー! ゾーン入るとか卑怯でしょー!!」
私は慌てて立ち上がり、一刻も早くヤツから逃れるために梯子に手をかけた。
何で私はこんな奴に惚れてしまったんだろうかなんて、逃げながら頭の片隅で冷静に考えてしまう。人を好きになる事なんて考え出したらキリがないのも分かってるんだけどさ……。
とりあえずコイツと私のおっぱい攻防戦はまだ続きそうな予感がしないでもない。
アホらしい戦いだよ本当!
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おっぱい攻防戦とは。ちなみに二人は付き合ってない微妙な関係です。私得です。時期的にLAST GAMEのその後で一応これが私なりの青峰君ハピバ小説……めちゃくちゃ短いけど青峰君のお話を書ききれたことが奇跡。まさかこれが愛の力……?(真顔) 青峰君、お誕生日おめでとう! Title/
誰花
(2017/08/31)
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