明日は5日ぶりの休みだ。
しかも2連休。
それなのに残念ながら彼は仕事らしい。
(しょうがないか…。)
一緒に暮らし初めて約1年。
特に休みを合わせるわけでもなく、お互い好きなことをやってきた。
それでも時間が合えば一緒にお風呂に入り、喧嘩しても同じベッドで寝ることになっている。
仲の良い友人に声をかけてみるも、皆都合が悪いらしい。
それなら1日目は1人で映画でも見に行こう。
ゆっくりウインドウショッピングして、たまには自分にご褒美を上げよう。
スマホで映画のチケットを購入して、お味噌汁に火をつけた。
2日目は…何をしようか。
キッチンに立てかけられたタブレットでメモ機能を開いた。
(最近出来てなかったこと……あ、カーテン…網戸と窓の掃除、ついでにベランダも綺麗にしておこうか)
次々に並べられた項目を見て、何故か満足気。
いつの間にか朝シャンを終えた勝己が、「何やっとんだ」そう言って覗き込む。
「2連休貰ったから掃除でもしようと思って」
「ほーん…」
欠伸ついでの返事の後、彼が指先で項目をひとつずつ消していく。
「あぁっ!」
「先週やった」
「……そ、っか…ありがとう……」
張り切った気持ちを持て余した私を見て、彼が小さくため息をついた。
「なら、コレ」
スラスラとペンを握る彼が書き込んだのは私の得意料理。
それと、私のお尻を少し乱暴に叩いた。
「コレ作って、あとは夜の為に体力温存しとけ」
なんて言って、よそったお味噌汁を2つテーブルに置くと、両手を合わせて朝ごはんを食べ始めた。
食わないのかとこちらを見るから、瞬きを2、3度した後私も席に着いた。
(新しい下着でも買いに行こうかな…)