女子高生

偶然の出会いから付き合いだした、Mr.コンプレスこと迫圧紘と現役女子高生ギャル。
彼女の言う事やること全てが面白くてツボるおじさんと、迫の顔も正確もどストライクな彼女は今日も仲が良い。
一緒にいる時間が長ければ長いほど口調も移ってしまうから

「まじかよ。それ良きじゃん」

そんなことを言い出したMr.コンプレスをみて、連合の人間が黙ってしまう。
ツッコまれれば恥じらうことも無く

「俺今jkと付き合ってんだわ」

と言い出す始末。
トガはもちろん、トゥワイスも興味津々だしそんなに面白い女なら連れてきてみろと誰かが言い出したのだ。

「いいけどよ、俺まだヴィランだって言ってないんだよ」

「さすがのソイツもヴィランって知ったら引くんじゃねぇの?」

「あー…どうかな、たぶん大丈夫だわ」



「えー!ウケるwもっとやべー奴がやってんのかと思ったw」

ほらな、この子はそんな事じゃ動じない。

「あつひろさんみたいなイケメンがやってんならヴィランもいいかも〜!ねぇ、ヴィランっぽい顔して!」

「なにヴィラン顔って」

髪の毛を振り乱し、ギロリとこちらを睨む。

「いや、それもうお化けじゃん」

ツッコめば可笑しそうに笑った彼女。

「そもそも圧紘って俺の名前、イントネーションちょっとおかしいんだよなー」

「えー、可愛いからいいぢゃん」

なんでも可愛いとかウケるって言葉で片付けようとするのがまた可笑しくて笑ってしまう。

「どう?俺のトモダチに逢いたい?」

「ん〜…おけまる」

そう言って笑ったこの子は、能天気でどうしようもないぐらい可愛らしい。


長身の俺の後ろにすっぽりと隠れてしまった彼女。
あっれ〜…ついこの間「おけまる」とか言ってたのに、どうしちゃったんだ。

「ほら、これが俺のオトモダチ」

「い、いつも…あつひろさんが、お世話に、なってます…」

なんだよ、礼儀正しいとこあるじゃん!って感動した俺。
面白いって散々説明されて、期待しまくってたトガちゃんとトゥワイスは頭に?マーク浮かべながら

「仁くん…どこが面白い彼女なのでしょうか…」

「そうだな…トガちゃん、俺にもわかんねぇ。どっからどうみても普通だろ!」

トゥワイスのキャラにビクッと肩を揺らした。
あー、後で頑張ったってたくさんよしよししてやんねぇと。

「ほら、顔上げて。制服来てる女の子がトガちゃんで、その隣の一人二役やってんのがトゥワイスね」

「う、うん…初めまして…」

「んで、あの火傷してるのが荼毘ね」

「ヒィッ!」

「は?」

「はいはい、気にしない。そんで真ん中で偉そうなのが死柄木ね」

「ヒャッ!」

「は?」

「はいはい、あれもスルーでいいからね」

終始怯える彼女に、奴らの自己紹介も終わればすんなりと解散になった。
荼毘は聞こえるような声で

「来て損した」

なんて言うし、俺の大事な彼女がいるんだからそこら辺気使えよな。
なんて思ったけど、アイツにそんな器用なこと出来やしない。
出来てたら今頃両手に姉ちゃんだ。


2人っきりになった瞬間、一気に力が抜けた顔。
フニャリって効果音がピッタリだ。

「めっっっ………ちゃ緊張した〜!ウケるwなんか濃い人多すぎてコミュ障な私出ちゃったし!恥ずかしっ!いつもお世話になってますって1番年上じゃんね、あつひろさん。もう1回自己紹介やり直したいよぉ〜」

いつも通りのマシンガントークに戻るから、これはこれで面白くて更にこの子にツボった。
彼女の良さをわかってもらうにはまだまだ時間はかかりそうだ。