【爆豪勝己】
「や、さしく、するって…言ったのにっ痛いっ!勝己のヘタっぴ!」
「あ"ぁ!?ッ俺だっててめぇが初めてなんだ!んなの分かるわけねぇだろ!」
ムードもクソも無くなった初体験。
才能マンだなんて言われた俺にだって、わかんねぇことぐらいある。
痛みと刺激に力むこいつの体を無我夢中でまさぐる。
痛くねぇように、怖くねぇように。
少しでも緊張を解してやりたくて至る所にキスを落としていく。
俺の中の最小限の力を意識しながら優しく扱えば、一際上擦った声がする所に気付いた。
初めての感覚にニヤけそうになるのを我慢して、何度も何度も刺激した。
痛さで歪んだ顔から蕩けた表情の変化に興奮すれば、力なく手が伸びてきた。
『ん、なんかそこ…変、なの…勝己っ、手ギュッてして、?』
好きな女のAVみたいな台詞に、童貞の俺は理性を手離した。
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【切島鋭児郎】
裸で抱き合えば、お互いの心臓の鼓動を感じた。
遂に迎えた彼女との初エッチ。
薄暗い部屋で触れた肌は、同じ生き物と思えないほど気持ちよかった。
触れただけでこんなに気持ちいいのに、挿れたらどうなってしまうのだろう。
焦らず、慌てず、爆豪や瀬呂のアドバイスを何度も思い出す。
前戯はゆっくり、時間をかけて。
相手に欲しいと思わせるぐらい…って言われたけどもう俺の息子は悲鳴をあげている。
大事な部分へと指を挿れれば、彼女が全身をビクつかせた。
浅く深く。第一関節をクイッと曲げてやれば、甲高い声と共に手が伸びてきた。
「ま、って、それ、だめ!」
「!わりぃ、痛かったか!?」
そう聞くと首を左右に振った。
『違うのっ…初めてなのにこんなに気持ちいいのって…おかしいのかな…?』
涙目でそんなこと言われたら、流石の俺でも優しくなんて出来ないと思った。
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【死柄木弔】
大事な物を触る時、壊したくなくていつの間にか指先で触れる癖が身についた。
壊れないように、慎重に。
そんな思いで触れてることさえ知らないのか、突然こいつのスイッチが入る時がある。
「ッはぁ…弔くん」
ワンピースの背中のファスナーに髪の毛が挟まってしまったのを直しただけなのに。
「なんだよ、俺はそんなつもりないんだけど」
振り向いてこちらを見上げた目は熱っぽい。
「女子会とかいうの、行くんだろ?遅れるぞ」
「だって…弔くんの、触り方ってエッチなんだもん」
こちらを向き直すと俺の首に腕を巻き付けた。
「今日は行かない…ね、だから良いでしょ…?」
「…俺が行くなって言ったわけじゃないからな」
あとで文句言われても困る、そこまで言いたかったのにキスで遮られた。
腰に回した指先が、ゆっくりと襟足のファスナーを掴んで下げた。
触れてもいないのにビクビクと背筋を反る。
『私がどこにも行かないように…ずっと触ってて』
言われなくてもそのつもりだよ。心の中で呟いた。
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【荼毘】
あっという間に組み敷かれたコイツは、何が起きたか分からないような顔をした。
両手を顔の横へと押し付けて、身動きを取れないようにした。
それなのに、肝心の手首には抵抗するどころか力すら入っていない。
「そんな力じゃヒーローどころかそこら辺の雑魚にも犯されるぜ?」
嫌味で言ったつもりなのに、彼女は少し黙って首を傾げた。
「荼毘以外には本気で抵抗するから大丈夫…」
呑気な台詞に呆れてしまう。
「…へぇ?それで大丈夫か?」
「大丈夫だよ、それに…」
いつの間にか熱を帯びた息遣いに、濡れた唇がゆっくりと開く。
『少し怖いけど…荼毘はもっと気持ちぃことしてくれるでしょ?』
平気でそんなこと言うから、いつも冷めたフリしてる俺でも簡単に情緒が乱されてしまう。
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【Mr.コンプレス(迫圧紘)】
本人は我慢してるんだろうけど、あまりにも刺激が強過ぎればいやらしい声が漏れる。
「周りの奴らに聞こえちまうよ?」
こうやって体を重ねるのが久しぶりだからか、彼女もいつもより感じやすいようだ。
「やだ、恥ずかしい…やめてっ」
「んー…俺的には聞こえてもいいんだけどね」
「やっ、ん…やぁ、だぁ」
嫌よ嫌よも好きのうちってね、辞めたくないのが男の性なのよごめんね。
しつこい刺激に流石の彼女も限界そうだ。
「ねぇっ…圧紘さんの個性使ってよ…!」
虚ろな目で彼女はそう言うけど、言葉の意図が分からず首を傾げた。
つい止まってしまった手元に、彼女が痺れを切らした。
『周りなんて気にしたくない…!気持ちいいの我慢したくないよ…!』
そんな可愛いこと言われちまったら、大人の余裕なんてモン無くなってしまうよ。
꙳ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ꙳