【それスノ】それスノ学園 1時間目 家庭科

佐久間「先生ー! 奏多いないんですけどー!」
深澤「奏多どこ行ったの?」
ゆさぴょん「東雲くん。入ってきてくださーい」

ゆさぴょんに呼ばれ教室のドアへと手をかける。もう本当に嫌なんだけど。私いくつだと思ってんの? もういい歳だよ!?
前方にある扉から意を決して中へと入る。もうどうにでもなれ。

渡辺「ぐわははははッ」
ラウール「ええっ!?」
向井「奏多くんめっちゃ可愛いやん」
目黒「もう完全に女の子じゃん」
「まじでしんどい」

いつだったか最下位を取ってしまった私への罰ゲームがこれ。女子の制服を着ること。ブレザーはともかく膝上のプリーツスカートがね……、しんどい。いい歳して制服着てることへの羞恥がやばい。今すぐにでも着替えたい。

ゆさぴょん「東雲くんには今回の収録、この格好で出てもらいまーす」
「え、は? 本当に? 今だけじゃないの? 嘘でしょ? 嘘って言って?」
ゆさぴょん「本当でーす」
佐久間「かわい子ちゃん、俺の隣ね〜! んひひっ」

ショックを覚えつつ、自分の席へと着席する。需要なくない? それスノスタッフ大丈夫?

「先生ー、お腹痛いんで早退したいでーす」
ゆさぴょん「早退するのはいいですけどー、不戦敗ってことで次回も罰ゲームになっちゃいますよ?」
「お腹痛いの治りました!」
渡辺「うっはっはっはっ」
岩本「翔太笑いすぎ」

そう言う照くんもずっと笑ってた。てか全員笑ってんな!? なんなのもう。着替えたいです!


***


スタッフ「一旦休憩です。15分後に再開しますので、お願いします」

スタッフさんの声で皆がそれぞれに席を立つ。それをぼーっと眺めてたら隣のさっくんが「しのーっ」と子犬みたいな顔して声をかけてきた。

「何?」
佐久間「立って立って!」
「え、なんで?」

言われたままに立てば、くるくるとさっくんが私の周りを回り始めた。本当に犬みたい。

佐久間「んひひ、やっぱ超可愛い」
向井「奏多くん目線こっちちょうだい」

カメラを構える康二に指でバッテンを作って断り続ける。絶対撮らないでほしい。後生だから。

ラウール「奏多くんほんと可愛い」
佐久間「ラウとしのでアオハル系の映画撮れそうじゃない?!」
ラウール「えっ、撮っちゃう?」
「撮らない」
佐久間「そこでワンシーンだけいいですか?」

断ってるにも関わらず、教室の端へと連れていかれ、さっくんからの謎の掛け声が入り演技が始まってしまう。なんで皆都合よく静かになるの。ザワザワしてていいんだよ。

ラウール「奏多。俺と恋、始めよっか」

目の前のラウールがいつもと違う人に見えた。壁ドンされて、逃げ場もなくて、言葉も失ってしまう。

佐久間「あい、カーーットー!!」
向井「めっちゃええの撮れた」
ラウール「ふふ、奏多くん顔真っ赤」
「……心臓に悪い、くそぅ。ハニレモやってるだけあるな……きゅんてした……」

にやにやと笑うラウール。そんなラウールの顔すらまともに見れなくて、舘様と照くんの方へと逃げる。

宮舘「どうかした?」
「アオハルさせられました……」
岩本「何? なにしてんの」

お兄さん達はなんかひたすら笑ってて、でも温かく受け入れてくれた。
そんなことしてる間に休憩は終了してまた撮影が再開される。後半戦から男子の制服に衣装チェンジとかしてないかなってそんなことを願ったりもしたけど、結果、1時間目の家庭科はずっと女子生徒の制服のまま撮影させられた。


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