俺の一目惚れ


渡辺「え!?!?」
佐久間「どしたの翔太」
渡辺「目黒のカバンの中が超綺麗になってる……」

信じられないって顔で俺を見るしょっぴー。俺だって綺麗に出来るよって思ったけど、今回は違うから口に出さない。すかさず口を挟んだのはラウールだった。

ラウール「彼女さんでしょ? 片付けたの」
目黒「そう。お願いしたらやってくれた」
佐久間「は!? めめ、お前そんな優しい彼女いんの!? 紹介してもらってないんだけど!?」
渡辺「ラウールは知ってんの」
ラウール「紹介してもらったことはないけど、会ったことはあるよ!」
佐久間「紹介してもらってないのに会ったことある……?」
渡辺「ってことはこっちの人間か」

考える2人を横目に「俺聞いてないんだけど」ってラウールに言葉を投げる。ラウールは「え?」と首を傾げて、少しして「あぁ!」と笑った。

ラウール「さっき撮影で一緒だったんだ。すっごい緊張した……!」
目黒「は?」

たしかにこいつ午前中に撮影あるって書いてあったし、市華も撮影って言ってたっけ。俺の事ばっかり聞いてた気もするけど。

ラウール「すっごく綺麗でいい匂いがした!」
佐久間「まじか!? え、誰誰!?」

ちら、とラウールが俺を見る。いつか知られるしと思って俺の口から「城崎市華」と彼女の名前を呟く。

渡辺「え? は!? お前まじ!?」
佐久間「あの城崎市華さん!?! やっばぁ!!!」
深澤「何何、何の話してんの」
向井「俺も混ぜてや〜」

ああ、うるさくなりそう。まあ、賑やかで嫌いじゃないんだけど。皆の目がギラギラ光って、根掘り葉掘り俺の話を聞かれた。