ある日の休憩中、かつきがれーくんの横にひょっこりと現れた。
克樹「撮影で使うから貸して〜」
黎「あいつどうせうっかり! とか言って食べるぞ。っていうか食べる目的で言ってるぞ」
そんなれーくんの言葉にこんぴとふたりくすくす笑う。そしたら次の瞬間、かつきはぱくりと唐揚げを口に入れた。
黎「あ!」
大輝「あー」
克樹「うっかり!」
黎「あー……」
しょんぼりするれーくん。唐揚げ、食べたかったのかな……? ぽんと、彼のお弁当箱に唐揚げを入れれば「え?」と驚いた顔で見られた。
「あげる!」
黎「え、いいの?」
「うん! いっぱい食べてかつきみたいに育つんだよ!」
黎「いやダカさんレベルは無理よ」
「がんばれ!」
克樹「いいなー」
ちらと私を見るかつき。可愛い顔してるけどだめ。
「かつきはだめ。私がれーあに怒られるもん」
黎「こないだこっぴどくやられたもんね」
大輝「あーあ。克樹のせいだ」
克樹「え!? だって伊織のご飯美味しいんだからしょうがないじゃん」
「うう……嬉しい……! 怒れない……! 唐揚げあげたい……!」
克樹「ちょうだい」
大輝「俺が貰う」
そう言われたから「はい」とこんぴに唐揚げをあげた。かつきはしょんぼりして、でもそのすぐ後にカップ焼きそばを食べてた。またれーあに怒られても知らないからね!