※付き合ってるif
「わ、こんぴ……! 髪の毛……!」
大輝「染めた」
こんぴの髪が暗いの久しぶりに見た気がする。いつもの金髪も好きだけど、暗いのも似合ってるなぁ。
大輝「どう?」
「すっごい似合ってる!」
大輝「伊織に面と向かってなんか言われんの恥ずい」
「でもでも本当に似合ってるよ」
大輝「ん、ありがと」
ふわりと揺れるこんぴの髪が気になって触れる。こんぴは少し驚いたみたいで「えっ」と声を洩らした。それにつられて私も「え?」なんて素っ頓狂な声をあげる。
「あ、ごめん」
大輝「や、ちょっとびっくりしたけど」
「こんぴの髪、さらさら」
大輝「ん、まあ」
「ふふ、柔らかい」
そっぽを向いて、でも大人しくしてるこんぴの髪を撫でて、くしゃくしゃになった髪を戻してあげる。
大輝「俺も触りたい」
「え?」
大輝「伊織の髪」
「どーぞ……!」
なんだかこんぴに触られるのは緊張する。心臓がドキドキした。体を固くする私を見て「なんで緊張してんの」って笑うこんぴの顔が綺麗で見蕩れてしまう。
大輝「伊織も髪サラサラじゃん。……ねえ、何その顔」
「ん、んぇ?」
大輝「変な顔してる」
「……こんぴ、綺麗な顔してるから」
大輝「何それ。てかさぁ、いつまでその呼び方すんの?」
「呼び方?」
大輝「名前で呼んでくんないの」
くしゃくしゃと私の髪を撫でながらそんなことを呟くこんぴ。可愛くて、そんな彼が愛おしくて、唇から「好き」って言葉がこぼれ落ちる。
大輝「それは知ってる」
「……たいきくん」
大輝「ん、呼べんじゃん」
するりと髪を梳いて私の唇にその指を触れさせる。ふに、と撫でてから彼の唇が重なった。