今日のYouTube撮影は東西合同企画らしいよ! 緑色のジャージに着替えて体育館に集合する。
わぁ、Aぇ!groupさんだ……! 東京のJr.はみんな知ってるけど、関西は……正門くんとはこの間野郎組で共演したけど、他の方はほとんど関わりがなくて……、ちょっと緊張する。粗相のないようにしなきゃ……!

嶺亜「どこ見てんの」
「えっ!? いや、ううん」
嶺亜「何」
「人がいっぱいいて、緊張するなぁって」
嶺亜「ああ、それでAぇ!group見てたんだ」
「気付いてたの?」
嶺亜「そりゃあね」

大丈夫大丈夫ってれーあが頭ぽんぽんしてくれた。

正門「伊織ちゃん」
「ま、正門くん……!」
正門「なんや、めっちゃ緊張してない?」
嶺亜「正門のヒゲ濃くて怖いって」
「言ってないよ!?」
正門「これでも剃ってきたんやけどなぁ」

くしゃくしゃと笑いながら話す正門くん。久しぶりに会ったけど変わらず優しいお兄さんって感じで、ちょっと緊張が解れた。……と思ったら、Aぇ!groupの皆さんがぞろぞろと正門くんを囲むようにやってきた。

福本「まっさんだけ何してんの」
末澤「ナンパ?」
正門「ちゃうって! てか、ぞろぞろ来たなぁ」
小島「いやそりゃ俺らやって、話したい、やん?」

小さく会釈をして、内心バクバクのまま、皆の話を聞く。

草間「その節はうちの正門がお世話になりました」
「え、っと、それは私じゃなくて、れーあに……」

ぱっと振り向くとれーあはもうメンバーの輪の中に戻ってて私だけ取り残されてた。れーあ、こっち見て笑ってるんだけど……!

正門「悪い顔してるわー、アイツ」
小島「俺ら怖くないからなー?」
末澤「その一言が怖いわ」
正門「伊織ちゃん怯えとるやん」
小島「え、俺のせい? 誠也くんやろ。ちっちゃいのに怖いの」
末澤「はあ!? 怖ないわ」

2人同時にこっちを見て「怖ないよな!?」って言うから、逆に、ちょっと、怖いです……。助けを求めるように正門くんを見たら「可愛い」って笑ってた。可愛い要素なかったよ……!?

草間「てかこんだけ絡まれててメンバー誰も助けにこんの」
正門「何気他のグループも俺らの様子伺ってるっぽいよな」
「たぶん、大丈夫そうって、思われてるんだと、思います……!」
正門「大丈夫じゃないやろ」
「心臓飛び出そうです……」
佐野「何してんすか!」

急に後ろから声がして、びくりと体が跳ねる。振り向くとそこには『本日の遅刻』と書かれたゼッケンをつけた佐野くんが立っていた。

末澤「遅いて」
佐野「急いで来たけど無理やったんですー! てか、うわ! 7MENの伊織ちゃんや」
「佐野くん……!」
佐野「わー! 嬉しい! 俺の名前呼んでくれた!」

佐野くんはぶんぶんと手を握って振り回して「話したいこといっぱいあるんすよー!」と言葉を続けた。でも途中でスタッフさんから集合がかかっちゃった。「また話しましょ」ってにっこり笑ってくれた佐野くんに「うん」と私も返事して、メンバーのところへ戻る。

嶺亜「意外と話せてたじゃん」
黎「いや完全に絡まれてたよ」
克樹「借りてきた猫って感じだった」
嶺亜「あはは、たしかに。でもまあ、これで多少は肩の力抜けたでしょ」

れーあは悪びれもせずにそんなこと言って笑ってた。でもれーあの言った通り、最初の緊張感はちょっとだけ和らいでた。

「ほんとだ……! ありがと、れーあ」
嶺亜「だから言ったじゃん、大丈夫だって」

そう言って笑うれーあの隣で今日の撮影の軽い説明を受けて、ついに撮影が始まった。



【YouTube】ジャニーズJr.大運動会