ヤキモチの答え
佐久間「ねえ、何見てんの?」
「んー? 大介くんが出てた雑誌」
佐久間「ふーん。あ。今、照の方見てたでしょ」
後ろから抱きしめられ彼の体重が掛けられる。
今見てたのはインタビュー記事の方だったんだけど、嫉妬する大介くんも可愛いと思ってしまう。惚れた弱みというやつ。
佐久間「俺見てほしいけど、これすっごい照れくさいから見ないでほしい気持ちもある……」
「大介くん、ちゅーするときこんな顔してるんだぁ」
佐久間「美彩〜? 俺の話聞いてた?」
「聞いてたよ?」
くるりと回って彼と向かい合わせになる。雑誌の相手がマネキンとはいえ、嫉妬してしまったなんて彼には恥ずかしくて言えないけれど。
佐久間「んひ、かぁいい」
「どうしたの、急に」
佐久間「いっつも可愛いけど。今日ちょっと拗ねてんでしょ?」
なんで分かったんだろう。でも正解。ん、と小さく頷けば、マネキンにしていたみたいに抱きしめられた。髪に彼の手がかかる。
佐久間「本当にちゅーすんのは美彩だけだから」
唇が触れる。微かなリップ音に擽ったさを覚え、そっと彼の服を握った。三日月に歪んだ瞳は妖艶で普段の可愛らしい彼とのギャップに困ってしまう。
佐久間「好きだよ」
「私も」
嬉しくて擽ったくて、お互いにくすくす笑いながら私達はまた互いの唇を重ね合った。