Snow ManLIVE TOUR2021in横アリ@
佐久間「美彩、明日も仕事?」
「うん、お仕事だよ」
佐久間「夜は?」
「夜ならたぶん空いてるかなあ。お仕事、そんなに遅くならないと思うし……」
佐久間「え、まじ!? んじゃあコンサート見に来てよ! チケット用意するし!」
「えっ……それは、申し訳ないから……」
佐久間「お願い、明日で横アリ最後だし。来てくれたら俺、すっげえ嬉しいから!」
そんな風にお願いされたら断るわけにもいかなくて「分かった、絶対行く!」と二つ返事をした。電話越しだけどなんとなく大介くんの表情が読める。きっと彼からも私の表情が読めてるだろうけど。
佐久間「明日横アリ着いたら教えて! 俺行けるか分かんないけど、スタッフさんには話しておくし、マネージャーにも言っとくから」
「うん。何から何までありがとう。メンバーさんに差し入れとか持っていった方がいい……?」
佐久間「大丈夫だよ。もう最後だし。あ、でも終わったら楽屋まで来てほしい。美彩不足で死にそうだから」
にゃははと笑う彼を今すぐにでも抱きしめたいのは私も同じで。でも大切なコンサート時期だから少しだけ我慢。一緒にいすぎて、彼がいないこの部屋は少し寂しく感じてしまう。……地方ツアー始まったらどうするんだろ、私。
佐久間「んじゃ、明日待ってるね。全身ピンクの服できてね! 佐久間担アピールして!」
「え、私ピンクの服って持ってないかも……」
佐久間「んぇえ! ……あ、でもたしかに。部屋着くらいでしか見たことないかも」
「ちょっと探してみるね……!」
佐久間「あ、うん、分かった!」
「じゃあ、もう遅いから大介くんも早く寝てね……?」
佐久間「え、電話切るの?」
「切るよ、バタバタしちゃうもん」
佐久間「んぇー、何着るか知りたかった」
「明日のお楽しみね」
佐久間「んふふ、お楽しみね。んじゃ、おやすみぃ」
「おやすみ」
佐久間「んふふっ」
ちゅっ、と可愛いリップ音がして電話が切れる。耳元でキスされたみたいな感覚がして、なんだか凄く大介くんが恋しくなった。
さて、と。クローゼットの中、一生懸命探さないと……! ふふ、デートの前みたいでなんだかドキドキしてきた……!
結局、1時間ほど探したけど、クローゼットの中にはピンクの服で、これ! といったものはなくて……。
昔、大介くんとデートした時に褒められた服を着て仕事へ向かうことにした。