桃色に染まる頬
アトラクション終わった後はお互いぐったりしてて、顔見合せて笑ってもうた。
向井「ほら、降りよ」
「はい……!」
手は繋いだままコースターから降りる。そのまま、離すタイミングもなくてそのままにしてたら大ちゃんと目が合った。
西畑「湊月の迷子防止?」
「違うわ!」
西畑「ええやんええやん、人多いし。俺と右手繋ぐ?」
「いらん!」
向井「もう大丈夫やな」
照れくさなって名残惜しくもみちゅから手を離す。温もりだけが微かに残って、手繰るように手をグーにした。
西畑「なんかそろそろお腹すかん?」
「そういえば!」
向井「さっき叫びすぎて喉乾いたしなぁ」
「じゃあレストラン探しましょうか。何食べたいですか?」
「「なんでも!」」
「丸投げ。ピザとかどうです? これとか」
彼女のスマホを覗き込むとミッキーの形をしたピザの画像が目に入った。
向井「めっちゃええな!」
西畑「これどこ?」
「マーメイドラグーン!」
西畑「お、けっこう近いやん。行こ行こ!」
少し先を行くみちゅと大ちゃんの後を追って、とんと小走りで向かう。