「私は行かないと…。レオさんが待ってるから、私が助けに行かないと!」
私がそういうと、凛月くんは納得してないような顔をしたけど、それでも今までレオさんが守ってくれていたのだから、今回は私がレオさんを守らないと。助けないと。また、皆で過ごすためにも私が行かないと。
「それがどんなに危険な事かわかってんの?レオと違ってリンは何の力も無い普通の人間の女の子なんだよ?」
「レオさんだって人間じゃないですか!」
「レオは特別だって前から言ってるんだけど。セッちゃんもこの頑固に何とか言ってよ」
凛月くんが心配してくれてるのは十分に理解しているけれど、私だって心配なんだ。それに泉さんを味方につけようなんてずるいじゃないか。
「別にいいんじゃない、好きにさせれば」
「泉さん!!」「セッちゃん!?」
「あーもう、うるさいな。くまくんだって、いつかはこうなるって分かってたでしょ」
凛月くんは不満そうだったけど、それ以上は何も言わなかった。泉さんの言葉が図星だったのか、もう何を言っても無駄と諦めてしまったのか、わからないけれど私はどうやらレオさんを助けに行けるようだ。
「それなりの覚悟はあるんでしょ?」
「私、ただ守られてるだけのか弱い女の子じゃないです。レオさんの稽古だってずっと見てきたんです」
それに、自分の身を守る術は、凛月くんが教えてくれていた。こんな生活だから何があるかわからないでしょ、と言って剣の使い方と簡単な太刀は教えてくれた。きっと今がそれを発揮する時なんだ。
「今度は私が救い出してあげないと」
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