家族みたいだと



可愛い妹が新設のプロデュース科のテストケースとして新しい学園生活を送り始めて1週間が過ぎた。あれから妹はまだ本丸に遊びに来ていない。しかしながら、この本丸は以前より賑やかになった。こんのすけに促されるままに鍛刀とやらを初めて行なったのが5日前。今では加州清光を含めて、全部で5振りの男士がいる。初鍛刀で加入したのが初期刀にも負けず劣らずな女子力の乱藤四郎。その後に鍛刀して加入したのがこれまた妹よりは劣るが可愛らしい今剣。こんな可愛らしい刀達に戦わせるのは良心が痛むので太刀をと思い鍛刀して加入したのが大太刀の蛍丸。もう可愛い刀の呪いではと思い始めた時に鍛刀して加入したのが鳴狐。今はこの個性的な5振りと狐3匹で頑張っている。そして暫くは鍛刀控えようと決めた。


「この1週間すごい疲れたのは鍛刀ばっかりしてたからじゃん?しかも俺のプリティーキュートな妹にも会えてないし」
「主が1号の話聞いてないのが悪いでしょ」
「そうですよ主殿!私ちゃんと鍛刀には霊力と精神力が必要ですと申した筈です!」


しかも資材も有るだけ使っちゃうし。と言って殆んど空になった資材置き場を見る初期刀とこんのすけ1号。だって戦力は多いに越したことはないし、この無駄に広い本丸に寂しさを感じてしまっていたから。それに妹が来たときびっくりするかなって思って。


「暫くは資材集めしなきゃダメじゃん」
「レベル上げ的な感じはどのゲームでも必要だからね。これも醍醐味だと思う」
「いえ、資材が無くなるのは珍しいです。資材は大切なので切らさないように最初に申しておりますので!」
「悪かったよ!!」


全くネチネチとうるさい奴等め。なら資材が無くなる前に止めろよ。阿伏兎だったら止めてたぞ。あいつおっさんの割にバカだけど危機察知能力はあったぞ。でも阿伏兎が止めても神威が止まることなんてなかったからその忠告は無駄だったけど。


「無くなったもんは仕方ない、資材集めに行くか」
「主が行くわけじゃないけどね」




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