徒然草


文通相手を募集する時に前は年齢を指定して募集していました。そのほうが話の合う人と知り合いやすいかなぁ〜と思っていたのです。ですが、最近はあまり実年齢は関係ないのかもしれないと思い始めています。どちらかと言えば年齢ではなく性格や雰囲気を見て合う方を探した方が良さそうです。穏やかに話したい方は穏やかな方を、ハイテンションで楽しくやりたい方は同じ雰囲気の方を。またレターセットにこだわる方はとことんこだわりますのでそこも確認した方がいいかもしれません(ボリュームレタセや安い便箋、ファンシー系を嫌う方、無地や茶封筒、同人便箋NGな方は一定数います)ちなみに私はワープロで書かれたものでなければ何だってOKです笑 100均、クラフト、縦書き、メモ帳、ルーズリーフ、ハンドメイドまで手書きの手紙ならどんと来い!だからお願い……ワープロで打つとか言わないで笑

最近とくに年齢関係ないな〜と思うようになってきたのは、一回り年下の方と文通をするようになったからでしょうか。今までは自分が年下で文通する方はみんな同年代か私より年上の方が多かったのです。それが気付いたら自分より一回りも年下の子から応募がくる……そんな歳になっていました。

いま一番年下の文通友達がなんと「小学生」なのです。始めは"私なんかと話して話が合うだろうか" "親御さんに許可は貰ったのかな?" "下手したら彼女の学校の先生より私年上なんだよな"と色々不安に思いお返事を出すことに悩みましたが、せっかく応募してきてくれたのを断るのも……と思い今に至ります。いまは文通をして良かったなと思うことが多いです。なんていうんだろう……素直にこの子、すごいなと思いました。文が凄いとかレターセットが綺麗とかそういうのじゃなくて、なんだろう……なんていうんだろう。大人には絶対に書けない何かをもっているのです。ああ、うまく説明できないけれどお手紙っていいなって思いました。

私の感じる毎日とこの子の感じる毎日にはとてつもない差があります。1年の感じ方が違うのです。分かってはいても手紙でそれが伝わってしまう。小学生の頃の1年は大きかった。あの頃の6年間は私の人生の半分だったのではないかと思うくらいに。お返事が来るたびに日々成長していく彼女と、日々代わり映えのしない私。今度、彼女は中学生になるそうです。本当におめでとう!私で力になれることがあれば何でも言ってくれ!なんかそんな気持ちにさせてくれるのです。近所のおばちゃんか私は。

卒業に向けて青春の日々を楽しんでいるであろう彼女と日々仕事と生活に追われ"疲れた"が口癖になってしまっているような私。なんだか文通相手がこんなくたびれ始めた大人だと彼女に申し訳ない気持ちです。自分が知らない間に歳をとってしまったので仕方ないことだとは思いますけれども。自分がいかにくだらない日常しか送れない大人になってしまっているのか。あの頃のままだと思っているのは自分だけで、私は自分の中の何かが日々すり減っているのではないか。今の自分の人生はなんだろう。色んなものを感じてしまいます。自分に喝を入れたくなります。

それとは逆に年齢関係ないな〜って感じてしまったのは応募して下さる方のメッセージでたまに「50代男子です!」とか「40歳になったばかりの女の子です★ジャニーズが大好きです」とか、ちょっと……あの……んんんん???みたいなね、方々をね……チラホラとお見かけするのでね。下の年代に合わせようとしてくれているのか、いやそれともそれが真のお姿なのか。いやいや、いいと思うんですけれども。私と一緒でご自分の年代をまだ実感されてないのかな?と思ってしまう次第でございます。私もかれこれ10年近く中二病を引きずっているあいたたた!な人種なのでわかりますけれどもども。ああ言葉使いが変になってきた。文通していると自分の中の時が止まりますからね。わかりますよ、私も気持ち10代のつもりで下の子に手紙書いても現実はアラサーですからね。かないませんよ現役の10代には。ありのままでいきましょう。


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