ゴミ箱日記

▽2019/11/22(Fri)
2019/11/21
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 その感情が棄てられた先の泥沼のような血反吐をあなたが知ることは今もこの先もどこにもない。
 何故なら、事象の当事者である自分が灰色の物理で風に散り過去から今まで、どこにあるかもわからない酸素、窒素、二酸化炭素に分離され溺れてしまっているからだ。自由になりたい、そんな夜。

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 ある日のステレオグラムが灰色の眩暈だと気付いたときに耳鳴りが引っ張るその覚束なさに溺れた気になる何かの懐古はいつか夜空に還した引力で丸い形になったと風の噂で聞きました。それを閉まった私の8歳の押し入れのなかには背後に迫るその手とピンポンダッシュが同居していたのですよ。

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 震えてしまったあの皮膚感覚を誰にも与えず目を閉じたあの日の宇宙が世界でもっとも寂しそうだったと誰も気付かなければいい、耳鳴りはパンクロックのサイドギターのようにキリキリと歯を噛んでいたのだから、寒い冬と開けない物には埃の被った幼い少女を置いてきぼりにしておくのです。
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