本文


 うるさいなぁ、と目を閉じたらそこは黒一色で味気ない。
 醜いなぁ、と耳を塞いだら一本の糸がつんと引っ張るようで。
 寂しいなぁ、と歯を食い縛り息を呑んだら縺れそう。
 苦しいなぁ、と笑った偽善に反吐が出て詰まる。

 11階の窓は水滴、ぼやけた景色が遠く感じて、
 樹海の闇は貧血、ふやけた気持ちが裸になった。

 明日は雨かい、空が灰色
 貴方はどこだい、気持ちに青く

 僕の気持ちは、殺される。
 末梢神経、抹消中。
 くだらないなぁ、傷心自殺。早く帰って就寝しよう。

 いまもどこかで線が切れてる。
 渋滞回路に重態混乱。

 殺してくれよと嘆いた君に、
 晒してやるよと叫んだ僕は、
 ぶちまけたゴミ、ビニール袋を持っていない。

 妥協したって脱線している。
 醜態性に重大性。

うるさいなぁ、幻聴ばかりで、眠れない。

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