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2021/10/07 WABISABI


いつもご訪問・拍手ありがとうございます...!!本当に嬉しいです(嗚咽)。しかし少し更新滞ってます、切ない涙。沖田くん長編は年内には完結したいと意気込んでおりますので、温かい目で見守っていただければ幸いです...( ^o^)短編も書きかけとネタはたくさんあるので、完成させられたらチョイっと投げたいと思います。

以下、「利休にたずねよ」DVDを観たので少しだけ語っております。
今までは千利休って聞いても「茶道の人?」みたいなフワッとした認識しかなかったのですが、観終わってからは少し所作を気にしながらトイレに向かったくらいには心に刺さった映画でした(影響されやすい)。月並みですが、特に市川海老蔵さん演じる千利休の「美」に対する真摯すぎる向き合い方に本当に胸打たれました。お茶の点て方はもちろん、立ち上がるときの足さばきとか、会話の中で返す言葉とか、どこをとっても無駄がなくてでも優雅で、驕ってなくて、美しかったです。利休本人に会ったことのある人なんて今はご存命じゃないと思うので、代々受け継がれてきた茶道の知識や伝統を専門家の監修のもと演じたのだと思うのですが、ああ利休だ、とわたくし利休に会ったこともなくせに、歴史ミリしらなくせに思ってしまうほどには再現度が高かったです。受け継ぐってこういうことなんだなあとすら思ってしまいました。昨今日本の伝統文化の保護が騒がれるのって、日本人に「美」の意識が残ってるからこそなんですね...。本当に微かにですが、「わびさび」の概念もなんとなく理解することができた気がします。
そしてお弟子さんvs秀吉の場面での、利休の「命あってこそだ」には鼻の奥が熱くなりました。あれだけ大切にしてきた美意識を、弟子の命の危機に際しては一瞬で投げ捨てた利休、かっこよすぎると思いました。そうだよな、どれだけ信じるものがあろうとも、死んでしまえば元も子もないよな...と。でも命短く終わろうとも最後まで心を曲げず力に屈さずを貫くのと、そんなもの捨ててもいいから生きていてほしいと思うのってどちらも否定されるべきものじゃないですよね。難しい。
何はともあれここ最近、時間に追われて食事も家事も睡眠もお風呂も質を高めようなんて考えず爆速で済ませていたのを反省しました。生活を整えるっていうのは心を整えることに繋がるんですね...。まずは今日は頑張って自分なりに美味しい晩ご飯を作ってみようかと思います( ^o^)(影響されやすい)

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