世界の英雄



この人もすんごい不憫な人のひとりですよね
生まれから既に大変というか………
生物学上の両親がちゃんといるんだし、発生そのものは普通の人間だと思うのです
けれど、胎児期から手を加えられてしまったのが非人道的で問題なんですよね、きっと

神羅のすごい技術力を考えたら、恐らく人工受精とか体外受精とか普通に簡単に出来ちゃうんだろうな
セフィロスの時はどうだったんだろう
意外と原始的な方法だったりするんだろうか
ルクレツィアと北条の関係をわたしはよく知らないけど、ヴィンセントはどうやら振られたっぽいからそうかもしれないな

胎児にジェノバ細胞を植え付けるってのがまたすごいです
少なくともルクレツィア自身も流・早産の危険がない状態でないと、たぶん実験どころじゃないだろうし
フィクションとはいえ、その発想があったか!と思った次第です

もしも、ジェノバ細胞を持たずにセフィロスが生まれていたら、どうなっていたかしらん
きっと、少なくとも銀髪はジェノバですよね
顔つきもそっくりだったかと
だったら、もしかしたら本来は黒髪だったかもしれませんね

決して詳しい訳ではありませんが、世の中を見ていると色の濃い人種ほど遺伝子が強そうだなあ、と思ったもので
そしてサラサラストレートヘアでもなかったかもしれない
緩やかウェーブの黒髪セフィロスも案外ステキかも
顔はきっとオトコマエでしょう
北条はともかく、ルクレツィアは美人らしいし
何よりFFだもの笑

超人的な身体能力はジェノバ由来としても、精神とか意志の強さとか頭の回転は自前なんじゃないかなと思います
幼少期からの英才教育と本人の努力の賜物でしょうか
内面に関して言えば、クラウドは精神が弱くてソルジャー候補から弾かれたわけだし

そもそもジェノバでなければ英雄にもなってなかったかもしれない
実験に成功したからこそ、戦地に駆り出されたり広告塔にされたりしてたんだろうし
失敗してたら英雄どころか、そもそも生まれなかったかもしれないかもなあ……なんて
どっちが幸せだったんだろう
北条の子として生まれて果たして普通の人生を歩めたかというとまた別の問題のような気はするけど、どちらにせよ「普通」には縁遠い人のように思います

精神的にはきっと強いと思います
おそらく長年ジェノバと渡り合ってきてるんだろうし
ラスボス化するまでは、ジェノバに支配されずに自分の意志を保っていたと思うのです

けれど、彼は孤独すぎた
心を癒してくれる存在がいたらまた違う展開があったように思います
その時は、本編は無かったことになりそうですが(むしろその方がみんな健全でよかったかもなあ、なんて)
親友はできたけど、結局二人と一人だったし
見えない薄い壁は感じていたんじゃないかな、とわたしは思ってます

自分の出生にまつわる後ろ暗い秘密を知り、心と精神のバランスが崩れたときにジェノバにつけ込まれて、立て直せずにそのまま乗っ取られたんだろうか
実際には少し勘違いもあったみたいですが、初めから自分は古代種でなくて実は厄災の方だったとわかっていたらどうなっていただろう
絶望したあと、やっぱり星を支配しようとしたのかな?
ジェノバの意志に抵抗してそうな気もします
英雄時代はすごくいい人だったもの

セフィロスは愛情に飢えてたように見えます
特に母性への憧れはだいぶ強そう
わたしの考えとしては、男なんて程度の違いはあれどみんなマザコンだと思ってます
けれど、彼は甘え方すらも知らないんじゃなかろうか
ずっとお母さんを求めていたのかも

最近読んだ本によると、無条件に愛されるということがすごく重要らしいです
乳児期には殊更必須らしいです
そこで満足に愛情を受けていないと、後からいろいろ歪むとかなんとか……
遅くなったとしても、とにかく満たされた気持ちにしてあげることが人として必要みたいです

セフィロスはきっと満たされてない
自分すらも愛せなかったのかもしれないな、と思うのです
そう考えると、彼はかなり真っ当に育ったんじゃないかしら
ちょっと変わってるにしても、出来た人物だったわけだし
英雄ともてはやされるだけの人格が備わっていたのだろうと思います

彼の心を救う人がいたら、きっとラスボス化は免れていただろうなあ

2015



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