※異物挿入注意。



いきなりだがぼくは結婚願望という物を持ち合わせていない。元々人間嫌いのぼくが何故好き好んで他人と同じ生活スペースを共有し同じ生活リズムを刻まなければならないのだ。そう思っていたからである。

しかしながら、である。

彼女と出会ってからはその持論が崩れつつあった。彼女とであれば生活を共有し合うのも悪くないかもしれない。

「露伴、あの、あんまり見ないで…、」

そんな事を言われてもだな、なまえ。この曲線美を何故無視できようか。彼女の姿とその反応でいよいよぼくの持論は完璧に何処かへ消し去ってしまった。そうだな、これが毎日見られるのであれば結婚も悪くない。いや、寧ろこちらからお願いしたいくらいだ。

「何故?似合っているじゃないか」
「…ん…、でも、」

我が家のキッチンで夕食作りをしようとしていた彼女の後ろに立つとまな板の上に置かれた食材が目に入る。ぼくの横目には困った顔をしたなまえが映りこんでいたが気にしない。ふん、今夜はシチューか。今日は昼間も冷え込んでいたしな、悪くない。

「は、裸エプロンなんて、嫌なんだけど…っ」

はだかえぷろん。
ハダカエプロン。
裸エプロン。

実に滑稽な響きであり「裸エプロンは男のロマン」なんて馬鹿げた台詞だと思っていたが。その考えは訂正しておこう。何も身に纏っていないより素肌にエプロンのみというこの格好が実に興奮する。

「なんで私こんな恰好、」
「だからそれはさっきも言っただろう?」

ぼくはリアリティを追及したいし良い作品を作り上げる為なら色んな経験をしたい。でも一人では出来ない事もある。だからなまえ、君に協力させてやると。ぼくの漫画作りに関われるなんて光栄に思うべきじゃないか?

そうなまえの耳元で囁きながら背後から丸見えになっている双丘を両手で撫でると面白いぐらいに彼女の身体が跳ねる。

「っ…、やだあ…っ」
「ほら、早く作れよ」

必死にぼくからの快感に耐えようとしているんだろう。かぷり、と耳に齧りつきながら手を太ももに移動させると力が入っているのがわかる。そのまま内ももを撫で強引に足を開かせると。思わずぼくはにやりと口角をあげた。どうやらこの格好に興奮しているのはぼくだけでは無いらしい。

「なまえ、君は随分はしたない子だな」
「あ、あっ、ろ、はん、おねが…っ、もうやめて…っ!」

やめるわけがない。彼女の割れ目にそっと指を這わせ二、三回撫でるとくちゅくちゅと水音が響く。耐えられない、と言った様子でなまえは目の前にある洗ったばかりと思われる人参をぎゅうと握りしめている。

何故なまえはこうもぼくの加虐心を煽るんだ。毎度毎度そう思う。つぷり、とぼくの中指がなまえの中に飲み込まれる。

「ふぅ…っ、はぁっ、あっ、」

目は虚ろで口をだらしなく開け上半身をまな板の上に預け尻をこちらに突き出す様はもう悪戯して下さい、どうぞ存分に、といった様子だ。言われなくても存分に虐めてあげるさ。

指を動かす度に聞こえる水音となまえの切なげな声。それでいてぼくからは何もかも丸見えなこの状況がたまらなく興奮する。思わず指を動かすスピードを上げると彼女の肉壁がきゅうきゅうとぼくの指を締め付ける。

「あっ、あっ、露伴っ、もういっちゃ…っ」

駄目だ、簡単に終わらせるものか。埋めていた指を抜くと彼女がこちらを切なそうに見上げる。なんで?もう少しで達しそうだったのに。手に取るようになまえの言いたい事はわかる。

おあずけを食らったのかと勘違いしたなまえは徐々に泣きそうな表情に変わるがそんな彼女の頬に優しく唇を落とす。

「あっ、ろは、ん?」

なまえを起こしそのまま抱き上げ、まな板の上に座らせる。ぼくと向かい合った状態でもう一度優しくキスをする、今度は唇に。そしてそのまま足を持ち上げて広げさせれば。

「っ、やだ、やだやだあっ、みないでっ…」
「なまえあんまり暴れるなよ。」

少し屈んでみれば目前にはだらだらと涎を垂らしているかのようななまえの秘苑。このまま舌先で可愛がってやってもいいんだけどな。それじゃつまらない。

「しかし君は本当にはしたないな」
「やっ、ちがうっ、ちがう…っ」
「君にはお仕置きが必要だな」

そう言いながらぼくはなまえが握りしめていた人参を手に取り彼女に宛がう。

「露伴、それ、にんじん…っ」
「はしたないなまえにはこれで十分だろ?」

そう言い終わる前か否か。人参はずぶずぶとなまえの中に埋もれていく。

「ひ…っぅ、ぬい、てぇっ、あっ、あっ」
「抜く訳ないだろう、夕食もまともに作れない君への仕置きなんだから」

人参は半分も入らない。当たり前か。ぼくの指1本でしか慣らしていないしな。それでもなまえはぼくの服を掴んで気持ち良さそうに喘ぐ。嫌だ嫌だといいながらも身体はしっかり感じているじゃないか。なまえの身体から出し入れされる人参が何ともアンバランスでいて厭らしい。何だか自分でやっておきながら野菜相手に嫉妬しそうだ。


「露伴っ、ろはん、ろ、はんっ」

ぼくの服を握りしめて必死に快感を耐えるその姿に興奮する。そろそろ頃合いだろうか。名残惜しい気もする。ふと、こちらはまだ弄っていなかった、とエプロンで隠れていた二つの膨らみの片方を揉みしだいてからつん、と主張していた先端を口に含む。そのままわざとなまえの目を見ながらちゅう、と吸ってやれば。

「あっ、あっ、っっ!」

なまえの身体がびくん、大きく跳ねた。どうやら達したようだ。埋もれていた人参を引き抜いてからわざとなまえの目前で愛液塗れのそれを舐めてみせる。虚ろな目でもそれはちゃんと確認できたようで。一瞬恥ずかしそうな表情をしたかと思えば。

「…っ、うっ、ひど、い…っ。ろはんの、ばかぁ…っ」

遂になまえは泣き出してしまった。ああ、まただ。やりすぎてしまった。これでなまえを泣かすのは何回目なんだ。しかしながらこの泣き顔にぼくはたまらなく興奮する。嗚呼、もう我慢などする必要もない。


よいしょ、となまえをお姫様抱っこの状態でぼくの寝室まで運ぶ。「やめて、おろして」と小さな声で哀願していたなまえだが「君は自分だけ果てればいいのか?ぼくがまだだろ?」そう突き放すように言ってやれば顔を真っ赤にさせて下を俯き何も言わなくなってしまった。



さて、寝室に辿り着いた訳だが。ぼくが夕食を食べられるのは一体何時間後だろうか。




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