※ヤンデレな二人。

※自称純愛少年の場合。

月曜日。大体の人間は仕事だったり学校だったりが始まるこの曜日を憂鬱に思うんだろーけど俺は月曜日が一番好きだったりする。日曜日の夕方は皆「休みが終わっていく。月曜日が来なきゃ良いのに」なァんて思ったりするんだろーけどそれじゃあ俺が困る。月曜日の為に生きていると言っても過言じゃないくらいマジだ。何故ってそりゃあ好きな子を独占出来るのが月曜日だから。

「仗助君…」

恥ずかしそうにしながらも不安気なその表情なんて最高にグレート。ベッドの上で全裸でいるなまえを前にして今すぐ繋がってしまいたいのに彼女のその真っ白な身体に付けられた歯型が俺の気分をとてつもなく害する。この痕は俺が付けたんじゃあない。噛み付かれたような跡が何とも痛々しくて忌々しい。

「なまえ〜、俺が今すぐに綺麗な身体にしてあげるっすからね〜」
「……あ、ぅっ…」

俺がなまえの身体を撫でるのを真似るようにクレイジーダイヤモンドもなまえを撫でればあの歯形の痕は無くなってしまった。しかし、付けられた痕は1か所2か所だけでは無い。俺のなまえにこれだけ痕を付けたかと思うとそれだけでぶち切れそーだ。…ま、何回なまえに痕を付けよーがそれって無駄な行為なんだけど。

「さ、痕は全部消したから…今度はこっちも綺麗にしような〜」
「仗助君…っ、そこはやめてよ…ぉ」

足を拡げようとした所でなまえの手が俺を制止する。首を傾げながらなまえを見れば涙ぐんだ表情のままで首を横に振られた。まさか俺の事拒んでる?

「なまえ、この手どけてくんないと仗助君が困っちゃうんだけど」
「仗助君、お願い…っ」
「ん〜、ねえ、俺の事拒否ってるんすか?違うよな?なまえは俺の事大好きだもんな?そうだよな?…じゃあ、何で俺の事拒否るの?」
「…っ」

首を横に振り続けるなまえの瞳からぽろりと涙が零れる。濡れた跡を拭うように指でなぞればなまえが何か言いたげな表情を見せてからそっと目を伏せた。可愛い可愛い俺だけのなまえ。

「なァ、もしかしてアイツに抱かれた事を俺が気にしてると思ってんの?」
「……っ?」
「気にしてないって言ったら嘘になるけど…。でもそれでなまえの事を嫌いになったりはしないから。だからなまえは安心していーっすから。そんな事気にならないぐらい俺が今から可愛がってあげるから。俺ちゃんとわかってるからダイジョーブ。なまえが愛してるのは俺だけだもんな?」
「…ち、ちが…」
「それになまえがそんなに気にかけてるなら尚更こっちも綺麗にしなきゃ」

言いながらなまえの足を強引に拡げて其処をそっと撫でる。なまえは優しいからアイツを拒めないだけ。嫌々アイツの事を受け入れているだけ。アイツを受け入れた此処も俺が今から綺麗にしてやるから。

「…あ、いやあ…っ。じょ、すけくん…っ」

あんまり濡れてない其処に指を埋め込んでから中を確かめる様にぐりぐりと指を動かす。はあ〜、早くこの中に挿れたい。でもまだ我慢。此処もクレイジーダイヤモンドで治してからじゃないと。何を治すかって?そんなの決まってる。

「……、さ、なまえ、此処も綺麗にしたし」
「ひ、ぃ…っ!仗助君、お願い…、やめ…」

避妊具を装着してからなまえの其処に自分のを宛がう。なまえは嫌だとかやめてなんて拒むけど、そーだよな、誰だって痛いのは嫌だよな。俺もなまえが痛がる姿なんて見たくない。けど、これは仕方が無い行為だから。こうでもしなきゃきっとなまえは俺に嫌われる不安で押し潰されちゃうに違いないから。先端を少しだけ挿れてからそっとなまえの耳元で囁く。

「なまえ、ちょっとだけ我慢な」

言いながら最奥まで一気に貫けば俺に組み敷かれた下でなまえが身体を撓らせた。結合部から鮮血が滲み出て、ぎゅうと瞑られた瞳があからさまに痛みに耐えているようで何だか切ない。そっと唇を落とせば涙のせいか少しだけしょっぱかった。

「あ…、あ…っ!じょーすけ、くん…っ、いた…いよぉ…っ」
「ごめんなあ、なまえ。でもこれでまたなまえのハジメテは俺のになったから、」
「ひ…あ、ぅっ、仗助君、仗助君…っ」
「なまえ可愛い。どんなにアイツに穢されようともまた俺が綺麗にしてやるから。何回も何回もなまえの処女膜治して何回もまた俺ので消毒してやるから。だからなまえは安心していーっすからね」
「じょ、すけくん…っ!」
「…なまえ、愛してる…、すげー好き…」









※人気漫画家の場合。

水曜日。大体の人間は週の真ん中って事で中弛みしてるだろうがぼくは水曜日が一番好きだったりする。まあ元々漫画家という職業は自分のペースで仕事を熟すのだから中弛みも何もあった訳じゃないがそれを抜きにしても水曜日という曜日はぼくにとって価値のある曜日なのである。何故ってぼくが可愛がっている彼女を独占出来る日が水曜日だから。

軋むベッドの上に二人。仰向けになっているぼくの上を一糸纏わぬ姿で跨るのは新しい赤い首輪を付けたなまえ。今日ぼくが彼女にプレゼントした物でその白い肌によく映える。我ながら良い見立てだと思う。

「なまえ、その首輪よく似合っているじゃないか」
「ん、ぅ…っ」
「…おい、主人に対してちゃんと返事はしろよ」

首輪から伸びる鎖を引っ張れば聊か苦しそうに顔を歪めたなまえと目が合う。部屋に響くのはスプリング音となまえが腰を振る度に音を鳴らす鎖の金属音。それになまえの荒い息に混じった嬌声。

「ごめんなさ…っ、あ、あ…っ」
「なまえの為に首輪を新調したんだ。感謝しろよ」
「あ、ぅ…っ、ありがと…、ございます…っ」

その言葉に思わずにんまりとしたがすぐにまた緩んだ表情を元に戻す。赤い首輪が映える真っ白い肌なのは結構だが、今のなまえの肌は傷一つ無い真っ新な肌だ。ぼくが先日付けてやった痕が一つも無い。付けてから数日経つがここまであの痕が綺麗に消える訳が無い。…まあ大体の予想は付く。ぼくが付けた無数の痕を必死にスタンドで消したかと思うと中々滑稽じゃないか。

「で、なまえ。月曜日はまたアイツに処女膜再生させられたのか?」
「は、い…っ」

アイツは一体何回なまえの処女膜を再生すりゃ気が済む?馬鹿らしいにも程がある。正直言って処女性には全く以て拘りは無いが、アイツが毎回毎回なまえを痛みに晒しているかと思うと腸が煮え繰り返る思いしか無い。

「なまえが幾らマゾだろうとお前を痛め付けて良いのはこのぼくだけだよなァ?」
「あ、ちが…っ。マゾじゃな…っ」
「犬は主人に口答えするなよ。それにそんな動きじゃいつまで経っても終わらないぜ?…きっちり躾ける必要がありそうだな、なまえ」

もう一度手元にある鎖を思いっ切り引っ張れば首輪がぎちぎちと白い首元を締め付けてなまえが苦しそうに眉間に皺を寄せる。こういう苦痛に歪むなまえの姿を見るのはぼくだけで良いんだよ。限界手前で鎖を緩めてからそのままなまえを組み敷く体制へと変える。

「なまえ、ほら口開けろ」
「…あ…」

息も絶え絶えなままで口を開けたのを見計らってから溜めた唾液をなまえの上からその口内目掛けて落とし込む。粘り気のある液体がぼくの口からゆっくり落ちていってなまえの舌に着地したのを確認してから目で合図すれば、なまえは一瞬戸惑った表情を見せつつもこくんと喉を動かした。

「ぼくの唾液を飲み込むなんて、本当になまえはぼくの事が好きなんだな」
「ひ、ぅ…っ」
「ぼくもなまえが好きだ。アイツが幾ら綺麗にしようともぼくがまた穢してやるから安心しろよな。…ぼくにこんなにされて嬉しいだろ?」
「…ろは…、せんせ…」
「おい、返事はちゃんとしろって言っただろ?」
「あ、ごめ、なさい、ごめんなさい…っ!首、絞めないで…っ」

可愛い可愛いぼくだけのなまえ。可哀想に、せっかくぼくが付けてやった痕が一つも無くなって寂しかったろ?今すぐにまたぼくが痕を付けてやるからな。そのまま華奢な肩へと思いっ切り噛み付けばなまえの身体が跳ねて同時にぼくを咥え込む中も締め付けが強くなる。

「そんなに嬉しいか?待ってろ、他にも沢山付けてやるから」
「露伴先生…っ、いた…い、いたい…よぉ…!」

肉の無い部分ばかりを狙って散々噛み付いてから、今にも血が滲み出そうな傷痕を抉る様に舌で嬲ればこれまたなまえは嬉しそうに身体を反応させた。小さな声でぼくの名前を呼びながら痛みに顔を歪めて身体を震わせるなまえを見ているだけでとてつもない高揚感に襲われる。一通り痕を付けてからまじまじとなまえの身体を見つめれば至る所に歯形の痕が確認出来た。

「なまえ、これでまたお前はぼくの物だ。良かったな、こんなにぼくの物だって痕がある。これからももっともっと愛してやるからな」
「…せんせ…、もういやぁ…」
「…嫌?何故?……、ああ、アイツがなまえの処女を奪った事は然程気にしていないから安心しろ。処女だろうがそうで無かろうがなまえはぼくの物。なあそうだろ?」
「……っ」
「そんなに気にするなら…そうだな、こっちの処女はぼくが奪ってやろうか?」

無理矢理なまえの後孔を拡げてから指を侵入させる。肉壁が指を拒んできついが無理にでも慣らしてやらないとぼくのを受け入れる事なんて出来ないだろうからな。

「いや…ぁっ、そこ、ちが…」
「なまえ、こっちも躾けてやるから。早くぼくに処女を奪って欲しいだろうから頑張って慣らしていこうな」
「…っ!いたい…っ、おしり…、いたいよ…ぉ」

当然だが指を動かした所で濡れる訳なんて無い。再び痛みに顔を歪め始めたなまえを目にして少しばかり収まっていた自身がまた熱を持ち始める。

「こっちは慣れるまでお預けだな…。ああ、でも代わりにいつも通りこっちの中に沢山出してやるよ」
「露伴、せんせ…っ!ひ、ぃっ!」

指を後孔に入れて動かしたままで思いっ切り腰を打ち付ければ先端が最奥の壁に行き着く。あんなに痕を付けて可愛がってやったと言うのに、あんなに中で自分の物を吐き出して穢してやったと言うのに。全てアイツが台無しにする。不愉快極まりないが幾らアイツがそれらの行為を帳消しにしようともぼくが再びなまえを中からも外からも穢してやる。なまえだってそれを望んでいる。ぼくに穢されて愛される事を望んでいるのに。

「なあわかるか?ぼくの先端がなまえの子宮口まで届いてるんだぜ?ここで出したらどうなると思う?」
「あ…、だめ…、…らめです…っ!なか、やです…っ」
「嘘つくなよ、こんなに締め付けてる癖に。なまえの此処はぼくの精子を欲しがってるぜ?」
「ちが、ちがぁ…っ!せんせ、ろはんせんせぇ…っ」
「…っ、ほら、今出してやるからしっかり受け止めろよな…っ」

一番奥、もしかしたら子宮まで届いているんじゃないかと思うぐらい深くでどくどくと全てを吐き出せばぼくの下で熱に浮かされたなまえがガクガクと身体を痙攣させていた。

「中…ぁ、いっぱい…熱いよぉ…っ」
「なまえ、ぼくがこれからも沢山可愛がってやるからな。アイツにどれだけ痕を消されようとも、処女を奪われようともなまえはぼくだけのモノだ。何回でも痕を付けてやるし何回でも中に出してやる。だから安心しろ」
「…ろはん、せんせ…」
「なまえ、愛してる。これから先もずっと」





※とある女学生の場合。

金曜日。それは皆が週末を前にして喜ぶ曜日。だけど私は違う。金曜日は二人の男性を一人で相手にしなきゃならない。正直体力が持たないし、二人とも好意のベクトルが何だか普通と違うからちょっと怖い。酷い事いっぱいするし。それでも、きっとこの二人は私がいないと駄目なんだろうなって思っちゃうと何だか放っておけなくて。変だよね、こんなのって、わかってるんだけどなぁ…。




20150507

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