瞬きひとつ、流星ふたつ
あなたを終わらせるわたしが好き
綺麗なままで嫌いになりたい

その心臓の代わりになれたら
件(くだん)のぬくもりにおかえり
いじらしい灰色

夜に慕情を散りばめた
飲み込むサイレントプリズム
群青色のねごと

かわいいのはきみの方だと思うのです
音のない海の真ん中で
シンデレラにしてあげる

君を着飾る夜空を愛した
かさぶたまでお揃い
冥王星にふたりきり

きみが死ぬ夢を確かに見たんだ
愛ゆえの水際
その愛獣の牙を抜かねば

名もなき幸福のゆくえ
死にたがりへのラブレター
きみの不整脈に棲みつきたい

或る夏の夜の過ちをひとつ
誰をも壊すその眼が大好き
星を抱くひと

その涙の味を知っている
すぐそばに君の呼吸が在ること
もう笑顔だけじゃ物足りないから

爛れた心臓をひた隠す
最期の人工呼吸
その舌先で愛が痺れた

サマーシャワーラブ
アイラブドユーが終わらない
指紋と愛情がアイデンティティ







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