1ミリグラムに沈む夜
君の孤独は寂しくない
早く僕のことは忘れていて
来世のきみと交換日記でもしよう
ひとひらの静寂
この檻は永遠だから
運命はきみを泣かせ足りない
愛し哀された日々のこと
だからあの日の「好き」を捨てた
こときれるなら今がいい
夜の繭にふたり
手を繋ぐ前の隙間の話
その横顔に夢を見ていた
数ヶ月後の命日まで
愛に飢えたとて結末は同じ
きみの亡骸と琥珀になりたい
35℃のぬるい羊水にふたりぼっち
僕らを照らす星さえ憎い
寂しいも苦しいも愛しいも全部きみのせい
その恋心、温めますか？
一生愛すると誓うから、死ぬまで僕を苦しめていて
やさしく声を殺してからだよ
無味無臭のキスがいい
聡く賢しいお馬鹿なあの子
この青春のエンドロールは描かないでいて
たぶん半分くらい好き
蕩ける目元は誰のため？