SSS



0906
Wed

一番美しい自殺/?黒




※死ネタ


一緒に死んでくれるか、と彼は云った。当然、僕は驚いて彼に視線を向ける。
拒否するつもりだった。確かに彼は好きだけど、僕はまだ死にたくはないんだ。
だけど、思いもよらぬ彼の苦しげな表情に僕の思考が一瞬停止した。だって、そんな顔をするとは思わないじゃないか
「……仕方無い人ですね」
結局、僕は絆されてしまったのだ。ちょうど読み終わった本を、僕は閉じた。
「僕、最期は綺麗に死にたいです」


――一面の百合に囲まれて、僕らは眠りについた。