old book clerk×juice


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第七十三回テーマは「古書店員×汁」

zakio


その古書店は、汁に満ち満ちている。入れば途端に、本の匂い。と同時に汁の匂い。果汁、だし汁、豚汁、〇汁...。ここは古書店であると同時に汁屋でもあるのだ。今日も客は、自分にピッタリの汁を求めて古書店街を彷徨う。古書店員設定が全く生かされていないおはなし。

takos


古書店で働く彼女にはある特殊能力がある。例えば、"デミグラスソースの香りが鼻腔をくすぐる肉汁たっぷりハンバーグ"、文庫本のその一文を読めば、目の前にはあら不思議、彼女が読んで、想像したとおりのハンバーグが現れるのである。ある日彼女が夕食を作るためある作家の新刊に目を落としていると、"新鮮な貝でダシをとった"料理がでてきた。大変。新鮮な貝って私食べたことないかも。再現できない。食べに行かなきゃ!こうして彼女は貝が住むらしいほのぼのとした島へ旅に出るのであった__>>
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