ラーメン屋さん×SF


第七十四回テーマは「ラーメン屋さん×SF」

zakio


ある偉大なるラーメン屋はこう言った。ラーメンは宇宙である、と。汁と麺の織りなす未曾有の可能性。どこまでも続いているそれを、宇宙と呼ばずしてなんと言えばよいのか。と。
では、もし本当にラーメンが宇宙だったとしたら?
脱サラして夢だったラーメン屋を開業した主人公。ある日徹夜でスープの研究をしていたせいでラーメンを食べている最中に汁に顔がダイブしてしまう。だが目の前にあったのは、限りなく広がる宇宙だった。ラーメンを通して宇宙の真理を追求するラーメン屋のおはなし。

takos


宇宙船ロメオはある生命体を地球に連れて戻ってきた。ウイルスとも言えるそれは3日で7000人の感染者と死者を出し、日本中が類を見ない大混乱に陥った。こんなときはあることないことが広まると相場が決まっている。ラーメンを食べると抗体が作られる、そのデマは一気に広まり、スーパーの在庫は消え、工場では襲撃事件が相次ぎ、気の狂った人々が札幌、福岡に押し寄せた。人気ラーメン店店主のもとにも突如平和でない日々がやってくる。一大事件の終息の目処は、まだ立っていない。

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