記録
ノーチラス号のかたちを真似た瑕瑾
2020/05/02
十七歳の文脈‖
放課後、空はいっそう透明になっていく。今日も居残りの君が薄く笑ってた。「人生がうまくいかないのは、陸に上げられた魚だからよ」冷たく湿った手が僕の腕に触れる。「君もそうでしょ?」何を言ってるんだ。早く帰ろう。腕を見たら、キラキラの鱗。空を映して虹色に光る。僕のと君の、混ざりあって。
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