記録
ノーチラス号のかたちを真似た瑕瑾
2020/06/13
猫‖
日向の潔癖さを厭う肌に鳥の影が映る頃、はっきりと黒猫を見掛けた。そういえばここ最近よく姿を現していて、その眼が何色と呼ぶべきか当てることは出来ない。腕に懐けばカフェオレができるかしら。母性とはかけ離れたこの痩せぎすの腕に懐けば、あのマグカップは満ちるのかしら。どちらにせよあの季節の果てで緒を描いて爪先を鳴らすなら。
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