パロミノの心臓

2021/02/24
総籬の向こうでは女たちが白い顔ばせを涼しげに表へと向けていた。‖一度入ってしまえば夜が更けて湯が水へ変わっても出るのが億劫になるのがバスタブというものだ。ふやけていく指先で水を掻きながら、額の髪を後ろへと掻き上げた。


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