パロミノの心臓

2020/01/20
優しい狂気とは月並みな‖彼が唱える言葉はさながら呪詛だった。恨み辛みの数々、後悔の念、嫉妬や憂鬱。しかし私はそれらを綺麗だと思った、思ってしまった。否、それ以外の言葉を見つけられなかった。それほどに彼の言葉は美しすぎたのだ。彼を罪人と呼ぶには美しすぎたのだ。よもや、その笑みは、なんとも。


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