"6EQUJ5"のための三時のおやつ

2020/06/08
指先の薔薇をかじれ‖日曜日には卵を食べたくなる|無垢だもの/剥くな果物|琥珀に囚われた複眼よ|彼の子宮で育つ水晶ら|ダイアナなんてキャラじゃない|彼が狂うまで踊りましょう|月が綺麗じゃないのでとりあえず嫌いです|器用に舌先で救う|痣向く/欺く|アポリナリスの呪縛に関しては固執しなくていいのだと|いま一瞬、ハーメルンの笛吹が瞼を翻ったのだけれど、きっと気のせいだったんだろう。|砂糖ひとかけ・赤と引き換えに|


2020/06/07
セント・クレメントに纏わる全て‖毎食後のオレンジは裏切らないから|チョコレートの余韻は後を引く|ステイ、ハロー|その青臭い声が良い|いびつな爪のかたち|召しませ原罪の味|サロメすら青いね|口先のまやかしだけでよかった|重力に伴うかなしみの不在について|半年以上履き潰したスリッパの下であなたの鎖骨が浮いてる|ジェリー・ビースト|君たちが不在の天国より|ゼラチン質の福音|あの子の羽根とお揃いの痣|二人を媒体とする天使について|番犬には向かない|


2020/06/06
薄荷飴は咽頭に帰す‖Hire comes the rain (to kiss) .|女神のすげ替えられた視線|雨粒が縁取る睫毛|片翼のゆくえ|天使の写生|可溶日/切り傷に沁みる|種は墜ちて踵の下に|ご覧、君の心臓(未満)だよ|永久機関に似てない午後|だってミルキーは嫌いよ|シャーベット事変|孔雀石の彼女は嘘吐きってことで|メリー・ママレード・エンド|ワールズエンド//ガールフレンド|ぼくのセキュリティ・ブランケットは今日、エイリアンに盗まれるでしょう|ママの味がしないリップクリーム|


2020/06/05
水曜日の骨‖あの子と同じスカートを見つけたフィッティングルーム、赤と白の国にメアリーは見つからない。|ラザニアが上手く焼けたらやさしくしてよ|インセスト・タブー//イノセント・トゥルー|ゼリーに閉じ込められた内臓と呼吸器官|どうしてか君のエデンは見つからない|あの瞬間まで恋人だった二人へ|紫陽花は何も識らなくて|君が産声を上げる時、|回転木馬のある風景|赤の女王仮説/架設|不機嫌なジューン|傷だらけの悪夢|滓に触れて


2020/06/04
つめたいのを待ってる‖いっそこの言葉すら葬って|火星なら君にあげる|だからどうかこの角を折って|この手を取って|フレンドリー・エネミー|あいなんてさいごにおぼえろ|クラッカーの音に耳をふさいでいられない|夜明け前は罪悪|鎖骨から伸びた蔦が気管に絡まりのちに私は絞殺されるでしょう|リトマスの花は雷雨に溶ける|愛しのビオラ|雨とカッターナイフと無智|溺れる者も久からず|少しずつ腐っていく赤と青|トワイライトショー|リデルの足元に跪いて|半分まで舐めた飴が、循環して心臓を突き破るガラスの破片に、なったらと噛み砕くお前だから


2020/06/03
永遠はあの一瞬しかない‖ノストラダムスもまたいずれ|シュレッダーズ・キャット|花殺め/花菖蒲|今世紀のロビンズエッグ・ブルー|マスカラを付けるのが下手だったと笑って|グラスホッパーはあの子の手の中|ランドルト環の模造品|栄華忌憚|予測歩行|夜の底でライムが沈む|有明けの夢に出ておいで|断頭台でカルキは匂う|サンプリング/ターミナルケア|プラスチック・ミューズ|リコリスと減数分裂


2020/06/02
睫毛のあわいに潜む効力 苦虫の味は知らなくていい‖壊れた君を集める航路|潰えた蕾と嘆願|アクリルガッシュに剥落|「浴槽にキスは落とさないでいて」|レモンイエローの静脈|回らないフィルム/サイレント映画/瞼から透けていく|雷管と花束に埋まる|揃えたペディキュアで抱える礼讃|眼窩の奥に潜む塩素|スケープゴートのモールス信号|温められたミルクの内側、幕間で微睡む。「骨になったらコーヒーミルで砕いてよ」そうして髄液を溶かして飲み込んで。煮詰まった苦い瞳で見つめて欲しい。


2020/06/01
死神の夢見は悪い‖ひとりぼっちが羽ばたく夜に|君とのあわいの虹を駆ける|いくつもの街が生かされてる|可愛いパイのバケツ|もう正解は逃しはしない|傷口を結んでも星座は繋がらない|葬られないままのアルビレオ|染色体を分かつ子午線|火を放つ価値すらない街|照らされた星の上でひとり|あなたの仕掛けた神に祈る


2020/05/31
怪獣が暴れる頃にやって来る‖誘拐犯になってみたかった|神に祈るふりをしよう|展翅された僕の羽根|スプーンの上にいる救えない君|御伽の國では羽根も無ければ空も飛べない|気が遠くなるほどの遠い昨日でも僕たちは、|神様もいない神話の国で|天国なんて行かなくたって、みんな醜い天使のひとり|有りもしないわたしの創世記|はやく骨になりたい|ベリーソースに擬態した血|あなたが殺した天使のひとり|その獣を何と呼ぶのか、ついぞ誰も知れずに|少女たちの死体が打ち上がらない波打ち際


2020/05/30
パニエに隠したデビルズ・テイル‖タイムマシンはキャラメルボックスの中|卵はうたうゆりかごから君まで|神様になれそうもないのは本当のこと|さわるものみんな傷付けたくなかっただけ|天使の生き残りのわたしたち|やさしいナイフで人魚に戻ろう|赤いワンピースの裾が跳ねる|ミューズのいない映写室|小さい犬ほどよく惚れる|素直になりたいアリデッド|月の引力に逆らって|星になる前に、よだかでいたい


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