◆リコリス
（リクロリンス・フルールス＝アレスメール）
十六歳 女性
身長：百四十八センチメートル
体重：三十六キログラム
言霊使いと呼ばれる特殊民族の少女。花言葉による言霊が専門の家系の生まれ。六歳の時に家族と生き別れ、アルバウィスの森の入り口にいたところをカトレアに助けられた過去を持つ。
ベテルギウス共和国の港町アルバレアでシュード達と出会い、一行に手を貸すことになる。
グローブを嵌めた拳を用いた体術、特殊術、自身の動きの素早さで相手を翻弄する戦い方を好む。また、魔力の補助に言霊使い特有の札を使う。属性は無。気配と魔力に敏く、魔力を見る能力を持つ。
明朗快活で歯に衣着せぬ物言いをする。容赦なく毒を吐くことも多い。中性的で十二歳ぐらいの子どものような見た目から、よく少年に間違われる。
サファイアブルーの目と空色の短い髪を持つ。エレメントストーンがあしらわれた黒い革の手袋と長方形の革のポーチ、言霊使いの証の青紫に金色の模様が施された円筒形の髪飾りを常に身に着けている。
鎖骨と鎖骨の間の窪みの辺りに青紫色の菱形の魔紋がある。
◆カトレア
（カトリシア・セラフィー＝フローラドーラ）
二十七歳 女性
身長：百六十二センチメートル
体重：七十五キログラム
ベテルギウス共和国の港町アルバレアの外れに住む女性。セラピストの資格を持っている。
十年前に家の近くを彷徨っていたリコリスを保護した。また、一年前にドーリィローズという植物型の魔物の仔を保護し、ルージュと名付けて可愛がっている。
リコリス達と共に住む家にシュード達が訪ねてきてから、一行に力を貸すことになる。
武器は杖。魔術全般、特に治癒術と防魔術での味方のサポートに長けているが、動きが遅く打たれ弱い。属性は無。戦闘にはルージュと共に参加する。
母性豊かで穏やかな癒し系の女性。とても心優しく親切で、困っている人も魔物も放っておけない。言葉遣いは丁寧且つ柔らか。敬虔な聖アズール教の信者でもある。
若葉色の垂れ目と赤茶色のセミロングの髪を持つ。
◆エリカ
（エリカディア・セラヒディアス＝ハーバリスト）
二十七歳 女性
身長：百六十二センチメートル
体重：五十キログラム
アズール・ブルーの幹部の一人。セラピストの資格を持っていたが、とある理由で無効になっている。チェルシー達と共に一行の前に立ちはだかる。
殺傷能力を高めた特製のメスが武器。治癒術を始めとする魔術全般が使える。医学の知識を活かし、人体の弱点を突くことと相手に毒を与える技を好む。属性は無。魔力を見る能力を持つ。
好奇心旺盛で短気、好戦的で残酷と子どもっぽい性格だが、姉御肌な一面も持つ。博識で、特に薬学と生物学に造詣が深い。
明るい茶色の吊り目と橙色の髪を持つ。髪は赤いリボンを使って頭の右側の高い位置でサイドテールにしている。黒い革の手袋と金細工の青いエレメントストーンのブローチを常に身に着けている。
◆サラ
（サリアネット・ユーフラテス＝モーニングミスト）
八歳 女性
身長：百二十四センチメートル
体重：二十三キログラム
スピカ王国の首都スパイカに住む上流階級（アウルム・ウルグス）の少女。特殊民族の一つ、霧の民のモーニングミスト族の長ユーフラテス伯爵の一人娘。
家柄故に以前から交流のあるセージを第二都市ザヴィーヤで父と共に出迎えたことで、一家揃って一行に力を貸すことになる。
戦闘には参加しないが、幼いながらも既に特殊術を始めとする魔術をいくつか習得している。属性は水。魔力を見る能力を持つ。
気位の高いお嬢様だが、人見知りをし、ぬいぐるみが手放せないなど、まだあどけない。外国の王子であるセージに淡い憧れを抱いている。
赤い髪と焦げ茶色の目、右の手首に白い魔紋を持つ。ハーフアップ状のツインテールに霧の民の証の薄くて透ける白い布のリボンを飾っている。魔紋はブレスレットで常に隠している。また、ドーリィローズという植物型の魔物のぬいぐるみ「ローザ」を常に抱えている。
◆ジャック
（ジャクストン・クアトロニック＝フィデリオ）
