大判小判


ある日、おじいさんはポチと散歩しているとポチがとつぜん大きな声でほえ出だしました。
「ここほれワンワン、ここほれワンワン!」
ポチはまえ足でさかんに地面をほじくりかえしました。
「どうしたんだ? ここをほれと言っているのか。よしよし、ほってやろう。」

 おじいさんがほってみると、
「ふぇぇぇっ、これはすごい!」
なんと、地面の中から大判小判がザックザクと出てきたのです。


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