▼2023/09/15:後輩ちゃんと2
「今日は、どこへ行っていたんですか?」数年前の事件が今日ようやく収束したというのに、一番の立役者の彼は遅れてやってきた。
「ああ、遠くへな」
「ん?」
「彼に報告を、」
彼、というのは今回、数年かけてようやく決着の付いた事件の被害者の一人。
「……喜んでいますね、きっと」
「だといい」
当時のことは知らないけれど、赤井さんがこの事件の終息に力を入れていたのは知っている。大きな事件を一つ終えることができたことを、ささやかながらも噛み締めるこの瞬間はきっと私たちにしか分からない感情なんだろう。
(随分前のメモより)