ちゅーしてもよくなったら、教えて

キスしてる時に香澄ちゃんに「まって…!」って止められた萩原が一瞬ぴたっと止まって「ん?なぁに?」ってふわっと笑うから「…ま、まって、ほしくて…っ、」って香澄ちゃんがぶわわっと顔を赤くする。

「どれくらい?」って首を傾げた萩原の返事を想定してなくて香澄ちゃんが固まっちゃう。「も、もう、ちょっと…?」ってたどたどしく返事をすれば「じゃあちゅーしてもよくなったら、教えて?」って萩原が優しく笑ってこつん、と額を重ねる。

すり、って鼻先を擦り付けてきたり、親指で唇をするする撫でてみたり、至近距離でじぃっと見つめられたりして、どんどん追い詰められていく。「まだダメ?」ってしゅん、と眉を下げながらゆっくりと指を絡めて手を繋いでくる萩原に「ぅ、ぁ…っ、だめ、じゃ、ない…ん、っぅ」って答えた瞬間に唇が重なる。

ちゅ、ちゅっ、って唇を吸われて、優しく上唇が食まれる。待って、って言いたいのに萩原の唇がそれを許してくれなくて、ほんの少し開いた唇の隙間から舌がねじ込まれて益々何も言えなくなっちゃう。

ぎゅうって手が握り締められて、もう片方の手で後頭部を抑え込まれてどこにも行けない。呼吸を促すように唇が離されるけど、息をするのに必タヒで言葉を紡ぐ余裕なんて無い。

握られていない方の手で萩原の胸元を叩くけれど全然離れてくれないし、益々キスが深くなるから胸元を叩いていた手も力を失って縋るように萩原のシャツを握り締める。「はぎ…っ、わ…っらさん、ぁ…っま、…っんぅ、」って待って、を遮るようなキスに頭がふわふわしてきて何も考えられない。

ようやく唇が離れた時には、はふはふ息をしながらぐったりと萩原に体を預けてる香澄ちゃんがいる。「ね、もう一回ちゅーしていい?」って萩原に聞かれるけど頭がぼんやりしてるから「ぇ…ぁ、ぅん…?」って何が何だか分かんないまま頷いちゃって「ははっ、香澄ちゃん優しい〜。んじゃ、遠慮なく」って萩原にまた深いキスをされて目の前で星がぱちぱち弾けちゃうよね。
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