待てのできない犬

「わんちゃんみたい」ってくすくす笑いながら言ったら「アンタの犬なら大歓迎だけど」って松田がふふんって得意気に鼻を鳴らす。「でも陣平くん、待てって言っても待ってくれないじゃん」ってふいっとそっぽ向いたら首筋にかぷ、って歯を立てられる。

ビクッと肩を揺らせば「それさ、アンタが本気で待てって思ってないからだろ」って笑った松田が、そのまま首筋にかぷかぷ歯を立てたり、ちゅって吸い付いたり、ぺろっと舐めたりしてくるから「〜〜ッま、まって…!待って、陣平くん…!」って離れようとするんだけど「何?今止めていいのかよ」って舌なめずりしながらソファに押し倒される。

「ま、まって…っ、」って言えば「どんくらい?」って言いながら服の裾から手を突っ込んでお腹を撫でてくるから「んっ…ぅ、まって、ま…ってってばぁ…!」って身を捩れば「だからどんくらい待てばいいんだよ」って松田が楽しそうに喉を鳴らして笑う。

香澄ちゃんが言葉に詰まって「どん、くらいって…そんな、わかんな…っ、」ってなってるのを見て「俺を待てのできない犬にしたのはアンタだろ」って笑った松田が深く口付てくる。「それに…待てのできる犬じゃ、アンタを満足させられねぇだろ?」って緩く微笑んだ松田に、そのままなし崩しに抱かれちゃう。
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