tori


主人公似のあれ※R15


※R15、モブ同士の絡み、自慰あり、性的表現あるので、苦手な方はスルーして下さい。


「織田くんやないか。朝からどないしたんっ?」

玄心が早朝に訪れた場所は新聞部部室。
ほぼ徹夜で寝泊まりしている美樹の事だから、居室へ向かうよりもここに来た方が出会える確率が高いと踏み込んだのだった。

「申し訳ございません。朝からお忙しいのに」

そう言って玄心は美樹が眺めるパソコンDVDを目にする。
それは男子高校生の学園ドラマらしく、どことなく主人公の雰囲気が結愛に似ているのだ。

「まぁ、えぇで〜。朝からイケメンに出会えたし、やっと探してたAVが昨日届いたさかいっ!もう主人公くんが可愛くて徹夜やで!」

美樹は鼻息を荒くし、前のめりでドラマに夢中だ。

「……、…AV」

玄心は若干引きながら、美樹とパソコンを交互に見つめた。
気にしないようにしていたが、美樹の下半身が全力でテントを張っている。
見てみぬ振りはしても、やはり気になってしまうのは当然の摂理だろう。

「何や、織田くん、知らんかぁ?これな、シリーズ物のやつなんやけど、まぁ、お分かりの通り主人公が平凡くんにそっくりなんやっ」

そう言ってパソコンを操作し、ドラマを早送りすれば例のシーン突入である。

『あっ、やぁん…、林っ、凄いっ…』

結愛に似てる男優が騎乗位で腰を厭らしく振っている。
それも気持ち良さそうに背中を弓反りさせて、口を半開きにしている様は官能的だった。

『くぅっ!本田っ、…あっ、最高の、眺めだっ…!』

林と言う男優がベッドに横たわり、その上に股がる結愛似の少年の腰を支え、下から器用に腰を突き上げる。
肌と肌がぶつかり合って起こる音が生々しい。

『やぁんっ、当たるっ!!あっ、…あんっ、…あっ、奥が、凄いっ…っ!』

二人が激しく交じり合い、喘ぎ声から粘着音に加え、室内は卑猥な音が響き渡った。

「っ…、これは…似てますね…」

一瞬、本当に結愛かと見違える程であった。
蕩けた顔をし、頬を赤らめ、口を半開きにして赤い舌を出す姿は美樹じゃなくても下半身に来るものがある。

「そやろ、そやろ!もうな、これ限定版らしくてなかなか再販してなかったんやっ。くぅ〜っ、堪らんやろ?何やこの角度、勃起したイチモツからの、桜色の乳首、ほんで蕩けきった顔に、厭らしく開いた唇から覗く舌!」

テーブルをバンバン叩き、美樹は興奮している。
だが、美樹の言葉全部に玄心は不覚にも頷いてしまったのだ。
この変態と全く同じ事を思い、下半身が熱を帯びるのがわかるのが心底屈辱的である。

「ホンマ最高やでっ!!どないしよ、織田くんおるのに、ここでシコってまいそうやっ!!」

玄心はげっそりとしながら、口に出てますよ、と優しく注意してあげる。

「人に見られるとか、何や興奮するやんっ!ホンマここでシコシコしてえぇんか?美樹、よう考え〜」
「……、忙しそうなので、また後で伺います」

もうこの人は駄目だ、そう思って玄心は新聞部に来た用事も済ませずに帰って行ったのだった。
それを物陰からじっと見つめる一二三。
頬を赤らめ、意中の相手を見るような眼差しで玄心を見送ったのである。

「くっ…、平凡くん、最高やっ!」

制服のズボンのチャックから覗く美樹の愚息がフル勃起していた。
それを片手で掴み、上下にしごけば全身に快感が広がる。

「っ、はっ、…くっ!」

美樹は画面の結愛に似てる男優をギラギラした眼で見つめ、手の速度を早めた。
厭らしく自分を誘うように見下ろす動画に、胸がキュンキュンしてくるのだ。
あの日、柚希を助けた時に体格の良い男のイチモツを蹴った顔と完全に重なっていた。

『あっ…んっ…!ダメぇっ!!も…、っ、逝っちゃ…!!』

結愛に似てる男優の表情と声に、美樹は背筋を丸めて射精したのだった。

「はぁっ…はっ!!……平凡くん、ホンマにエロかったわ〜」

正確には結愛ではないのだが、美樹からしたらもう結愛そのものなのだ。
部屋には精液独特の臭いが充満し、美樹は寝不足のクマの出来た目をゆっくり閉じる。


腐男子、ついに平凡くんで抜くの巻。


2025.01.08

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