深く、ふかく。飽いて厭だと鳴きつくまで、抱いてみようかと好奇心が勝ったのだ。
「僥倖よ僥倖、アレに随分と仕込まれたようだ」
態とこれの不貞を責めてやれば、恍惚とした顔を作る。
胡座の上に跨がり、ぐちりぐちりと耳を音をたてながら、下へ下へと自ら腰を打ち付ける様は、盛りのついた獣のそれ。濡れそぼったそこは下人の逸物を咥え込んでおったとは思えぬ狭さで、抜かれる度にわれの逸物を離さんとする。
善いぞ佳いぞとこれの臀部を撫で廻してみると、なんとまあ、卑猥な顔をする。
「お、ゆるし、を………っぁ………!!は、………ひっ……ぃ」
言葉を遮り、これの悦い処に狙いを定めて突き上げる。暫くの間そうしておると、どうにも辛抱できぬといった顔をし、ああ、なんと、ヒヒ、悦い悦い、言葉にならぬ音をあちこちから鳴らして善がりよる善がりよる。
時折恨めしげな眼を覗かせがら舞う姿の、なんと淫乱なことかこれは元来、嫌がりながらも止めぬ質であったから、これを楽しんでいるのであろ。
「アレにも、斯様な姿を見せたのか?ん?妬けるなぁ………ヒヒ」
敢えて言うてやる。無い頭を使って企てたこの性愛遊戯にのってやる。尚も止まぬ突き上げに悩まされ、たあんとその身に刻むと良い。嗚呼、何と滑稽なことか。
これは全てが思惑通りと喜んでいるのであろ。実に滑稽、実に荒唐!こんなに愛しき者はおるまい。
日の始終を策謀や策略に費やしていると思うているらしい。子を産ませるだけの奴隷と思うているらしい。それがどうして、こうもわれだけの物になろうなぞ、あの下人を唆したのがわれであることなど思いも知らず、われの意識を占領しようとするなぞ、嗚呼愛しいとし。
「嗚呼どうか、お許しください。貴方様だけのものに、」
「悦いぞ悦いぞ、些末なことよ」
ぬしが狂うてしまえば、全て些末なことよ。
※………愛し(いと・し)[@かわいらしいA気の毒だ、哀れだ]