いとおしいから、ごめんね

とある日の夜。

「ご飯温めるから待っててね」
「うーん、それより名前ちゃん食いたい」
「まって、お風呂まだだし、ごはん」
「名前ちゃん汚いとかないから大丈夫!おれは練習の後シャワー浴びた!」
「ある、ちょっ...わぁ、んむ」
「ん〜、名前ちゃんかわい...」
「あ、」


また別の日の夜。

「ねえこの映画気になってだんだけど、どう?」
「面白そう!けど明日の朝にしよ!」
「え、わぁっ、待って」
「待てない。したい」
「光太郎、あっ、んっ」
「気持ちよさそう、かわいい」


これは、いかがなものだろうか。早々にベッド(偶にソファ)に雪崩れ込むお決まりの流れ。別にそういうことをしたくない訳じゃないし、ぐずぐずにされるのはちょっと、いや大分恥ずかしいけど、したく無いなんてことはない。けれど、食事や話もそこそこにそういう行為をするのは、まだ付き合って2か月ではそれが目的だったんじゃないか...と邪な気持ちが出てきてしまうし、本当に彼のことを好きになって恋人になったのにそんな思考を持ってしまう自分にも嫌気が差してしまう。

「?名前ちゃん?どしたの?」

夕飯を食べ終えてお風呂も済ませて、目の前でソワソワしながら首を傾げている光太郎。今日こそ、光太郎のペースにはさせない。

「なんでもないよー。

「ごごごめん!!嫌だった!?」
「いやじゃ、ないけど...ぐすっ」
「なっ泣かないで?どうしよう、こういう時どうしたらいいんだ...名前ちゃんお願いだから泣かないで〜」
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