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▼寵愛の薔薇
第一話 呪われた子供
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「お前は呪われた子だ。」

物心がつく前から、母は私をそう呼んでいた。嵐の夜、空は雨雲に覆われ辺りは暗闇に包まれていた。風は呻き声を上げながら城の外壁をに吹きつけ、大粒の雨は大地を抉る。
そんな夜、母は並外れた生みの痛みに喉が張り裂けるほどの悲鳴をあげた。そうして産み落とされたそれは、夥しい程の鮮血に塗れ神の御意志に背いた姿だった。

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