6話。付き合うことに。とにかく幸せな白石。学校では一緒にお弁当食べたり。そのとき、主人公の方から「付き合ってることがバレないように、教室には別々に戻ろうか」と提案。
実は主人公は、白石がみんなの前で自分と話したがらないことを気付いていた。だからこれも主人公の優しさ。でも主人公はそのことを責めるつもりはなく、白石くんなりに何か思うところがあるのだろう、程度の認識。ただ白石は、後にこのことを自分のワガママで主人公を振り回していたんだと反省する。
デートに行くシーンも。謙也とユウジに会いそうになって逃げたり。
白石はとにかく幸せな話。

7話。幸せの絶頂。二人でお家デート中。キスがしたい白石。甘い時間を過ごしながら、時々そのチャンスを伺う。主人公には全然そんな気がないようで、自分からしかけることに。
すると、主人公に身を引いて拒否される。そういうのはまだ早いよ、と優しく笑われるが、白石は傷付く。
その後何を話したかどう帰ったかもあまり覚えていない。付き合ってから初めて心をモヤモヤさせてしまう。

8話。部活のない日曜日の外出デート中。ファストフード店へ行き、CDショップに寄り、水族館へ行き、、、とデートをしていたが、白石がどことなく元気がない。というか白石が元気ないことに気付いて、今日は家ではなく外でデートしようと主人公が提案した。
途中で主人公が手を繋ごうとするが白石は払ってしまう。無理して繋がんくてええよ、と。わかったと言う主人公だが、空気はやっぱり気まずい…。
だが、その間も俯きがちで何かなやむ様子の白石。白石は、キスの一件以来、主人公は本当はあの女の子との方が付き合いたかったんじゃないかと自信をなくす。男の自分ではキスもする気にならないし、人前で手も繋げないし…。
思い悩み上の空な白石に主人公が言う。
「俺は、いつも気付かない間に白石くんを傷付けちゃうね」
悲しく笑いながら、そのまま続ける。
「……俺といると、白石くんはそんな顔ばっかりだ」
デートの帰り際、人のいない道端で言われる。
「友達に戻ろう」

キスの件で傷付けたことも自覚。
でも俺は恋人同士のことに疎いし、こうやってまた白石くんを知らぬ間に傷つけてしまうかもしれない。
「……白石くんは、俺以外の人といた方が幸せになれる」
泣きそうなのを我慢する白石。
「別れるって、こと……?」
ひと呼吸置くのがわかる。
「俺たちは、友達に戻ろう」
主人公がたくさん考えて出してくれた答えなんだ、とか色々考えて、別れ話を受け入れる白石。


9話。別れた二人。白石はみんなの前ではいつも通り過ごしている。ただ、主人公と話すことは完全になくなった。気持ちの整理がつかず、どうしても避けてしまう。
家に帰ると自分の部屋でデートしたことを思い出し涙を流す。こんなに好きなのに、恋人でもなくなって、友達にも戻れなかった。

10話。主人公視点。友人から美容室の話を聞いて、やっぱりいいと言う主人公。実は、髪を切ろうと友人にいい美容室の相談をしていた。しかし白石と接点がなくなった今、隣で堂々としていたいと思う相手もおらず、髪を切る必要はなくなった。(一年の時の原因を書く)
主人公は友達に戻れると思っていた。その方がまた一緒に笑い合えると。しかし現実はそうではなく、友達と話して笑顔を零す白石を遠くから見るだけになってしまった。
自分から話しかけることは躊躇われた。どうも白石がみんなの前で自分と話すことを好んでいないことを察していた。しかしだからといって、白石が図書室に来てくれなければ二人きりの時間も作れないし、時々話していた放課後は部活のためにすぐに教室を出て行ってしまう。
主人公は、どうすればよかったのだろうと思い悩む。白石の嬉しそうな顔を見るのが好きだった。でも自分は気付かぬ間に傷付けてばかりで、そんな自分が恋人では白石は不幸になってしまう気がした。誰かが彼を幸せにしてくれるなら、と思ったのも事実だ。けれど、実際はどうだろう。自分ではない誰かの言葉で笑う白石を見ると、苦しくて、胸が切なくなる。

11話。元鞘に収まる話。保健室。

完結


番外編1
小春のアドバイスで主人公の髪を切ることに決める白石。美容室へ行く話。

番外編2
主人公がヤキモチ妬く話。
主人公くんちょっと怒っとる…??
白石くんのことになると余裕なくなるんだ。かっこ悪いなって自分で思ってる。
千歳くんと顔近すぎだよ。
こんなに近い距離で白石くんの顔を見ていいのは、俺だけだよ。
強気な主人公にキュンキュンする白石。
顔近づけて、キス。

おわり!