愛しい…愛しい我が娘よ‥‥
我々の希望よ‥‥どうか‥‥導いてください
歌を歌って‥‥
新たな希望へ‥‥
導き給え‥‥
突然と頭の中に響いた気がした…
そしてまばゆい光が僕を包み込むように光だすと‥‥その光が消えて
視界いっぱいに広がったのは一面の花畑と‥‥美しい小川と動物たちが豊かに暮らす森の中だった‥‥
まるでファンタジーの中にいるようなその世界に‥‥
小さな建物が建っていた
小人が暮らすようなお城が存在していた…そしてその住民は色んな色をしたモコモコととした小さな生き物たち‥‥。
ここは‥‥一体どこなのか?
その美しい景色の中で暮らす生き物たちの平穏は、一瞬にして化け物たちの襲撃により崩されてしまった‥‥
生き物たちが必死に守ろうとしているのは小さな箱のようなもの‥‥
化け物たちが「ドリームコレットを奪え」と叫んで生き物たちを襲い掛かる
生き物たちは…必死に守ろうとしながら逃げていた
特に茶色い生き物と白いような黄色いような生き物はそれを守ろうとしていた。
ひらひらとしたマントを着ていることからきっとあの子たちにとっての王族のものであろうことは確かである‥‥
僕はその光景をただ見ているだけでいいのか?
何故この世界に僕が存在しているのかわからないが‥‥
何か意味があるような気がしてならない僕は必死に守ろうと考えた
≪歌って‥‥≫
歌‥‥?突然あの時の声が響いた‥‥
こんな時に何を歌えばいいのか‥‥ふと頭の中に浮かんだメロディーを口にした
ー心と心を繋ぐ鼓動 旋律にして〜♪
彷徨えるこの時代を導く 一筋の光を求めるもの
行く先を委ねるのなら能うか試すのみ
それぞれの信じる思いを重ねて
今こそ未来のために示せよ
すると化け物たちから守るようにその光の壁が現れてその二匹が守られた‥‥
その覚悟の強さを
曇りなき祈りの翼広げたら羽ばたけ
鋼の意思があるのなら
闇を超えて行けるだろう
己が胸に掲げた信念で
願うのはただ一つだけ
「この世界に真の平和を」
奏でるメロディーに乗せて化け物たちが対峙されていく、化け物が消えた時
襲われた二匹がこちらをみて目を見開いた気がした
だけどそこで‥‥意識を手放した!