▽ 偉大なる錬金術師

レベル:★★★★★☆☆☆☆☆
記入者:ケシュル
「とある錬金術師について、冒険者たちから話を聞いてきてください」

テマリ「偉大なる錬金術師。ケシュル先輩からです。てまり、錬金術師の必要性をあまり感じないのですが、皆さんはどう思いますか? 確かにタダで錬成と分解ができるのはお財布に優しいのですが…」

シエテ「…まあ、モンスターを倒したときに手に入るお金がかなり多くなった今では、多少錬金に溶かしても困りませんけどね…」
ライナルト「凄いメタ発言だ」


テマリ「こんなこと聞くのは野暮ですかね。ともあれケシュル先輩は水瓶寮なので、行ってきてください」


《水瓶寮》
リーフ「ケシュル先輩〜。依頼を受けに来ましたよ〜」
フローラ「今日は何かしら」


ケシュル「やあ。さっそくだけど、300年まえのぼうけんしゃ、『錬金術師デトニーレン』しってる? 錬金術師デトニーレンのはなし、せかいにすくない。ぼく、かんとくせいのしごと、てがはなせない。だから、はなし、きいてきてほしい。でもほんにん、もういない。いっしょにたびしたひと……300年まえのぼうけんしゃ、いきてるひと、いる。なるべく、たくさんのはなし、ほしい」

ケシェット「なるほど。錬金術師デトニーレンか、確かに名前はあまり聞かないな。情報が少ないんだね」
リンアイ「人によって情報量の差があるのは何とも…だな」


ケシュル「ぼうけんしゃ、ひとり、アレーン・カドリー霊園、いるみたい。まずはそこに。よろしく、ね」

リーフ「まさか!!!!!クレールスさん!!!???!!!??????!!!?!クレールスさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!今会いに行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!愛しい貴方へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ビッグラヴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!オレは!!!!!貴方が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!幸せなら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!それで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!いいんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


《アレーン・カドリー霊園》
クレールス「どうされました?」

ライナルトたちは事情を話した

クレールス「デトニーレンさんですか。久しく聞きますね。錬金術師……その名にふさわしい方でしたよ。この世に錬金術師の概念を刻みつけたと言っても過言ではありません。私たちの装備、そのほとんどを錬成してくれました。エテルノ学園の実験室にある錬金書は、全て彼が集めたものです。中には独自で発見した錬金法もあります。
何故私がエテルノ学園のことを、ですか? ふふふ…想像にお任せします。生徒さんが望んでいるなら、私以外にも話を聞いて回るといいでしょう。シルトさんでしたら月の登山道にいらっしゃるかと思います。どうかお気をつけて」


《月の登山道『鳥たちの神話』》
シルト「おや、皆さん。ここで会うとは思いませんでしたよ。何か用ですか?」

ライナルトたちは事情を話した

シルト「なるほど。彼は自分のことを道具オタクだと自称していましたよ。アイテムについて語らせると1個につき1日が過ぎそうなほどに。それほど道具に詳しくないと錬金術師を名乗りたくなかったのでしょうか?
あまり一緒に過ごしてなかったので、僕から言えることはこの程度です。その様子だと他の人からも話を聞きたそうですね。スウィフトさん…アーノックさんはベリニル大峡谷なのでは? どうしてあんな足場の少ないところで暮らしているかはわかりませんが、あまり人目につきたくないんでしょう。あの辺りは今だ強力なモンスターがいますから、気を付けて行ってきてください」


《ベリニル大峡谷》
アーノック「どうした、もう俺には用はないと思っていたが」

ライナルトたちは事情を話した

アーノック「そうか、デトニーレンか。錬金術師を目指すなら誰もが知りたがる奴だな。伸びが遅く、お留守番学科として有名な錬金術師だが、アイツは俺たちと行動を共にした。遅れを取りたくないとな。そして最後には、自分を犠牲にして俺たちを守ってくれた。
今生きているのなら、仲間を助けるために当然のことをしただけ、と言うだろう。献身的な奴だった。いつも夜な夜な錬金の研究をしていたし、人に尽くすことに生きがいを感じているようだった。
あまり長く語れるものはないが………他は当たったのか? ああ、オスクーロか。……残念だが、行方がわからなくなっている。アイツは以前もそうだ。何か大きなことの後には行方をくらます。今回も大切なものを失った。…そっとしておいてやれ」


《カラヴィヤス学府 水瓶寮》
シエテ「先ほどのリーフさんがあまりにもうるさいので我々の台詞はここまで全てカットされました」
リンアイ「コイツがクレールスを慕う気持ちも純粋だから仕方ないけど、あまりにもうるさい」
ケシェット「まあまあ…じゃあここで改めて話の感想を言い合おうじゃないか」

フローラ「錬金術師の概念を刻みつけたって、どんなに道具好きだったのよって思ったけど、道具オタクを自称してたなんてね。魔法学科の一部とはいっても錬金術師はいろいろと根本的に違うのね」
ライナルト「仲間たちの装備をほとんど錬成して、錬金書まで集めて…すごい努力家だったことがわかった。いやすごい。尊敬」
リンアイ「やっぱり錬金はよくわかんないな…全く違うものをかけあわせたら、武具とか素材が出来る。どんな仕組みなんだろ」
ケシェット「ところでシルトの話だけやけに短かったけど、仲良くなかったのかな」
シエテ「どうでしょう。冒険者たちはたくさんいますし、チームが別々であまり関わらなかったとか」
フローラ「12人だったわよね。クレールスはどうなの?」
ケシェット「さあ?」
リンアイ「錬金術師はお留守番学科…テマリがああ言ってたのも、そういう理由があるのか」
ライナルト「それにしても最後が悲しいな…どんな最後だったかはわからないし、3人からも語られなかった。情報量が少ないのはきっと、皆語らないからだ。死んだ仲間のこと、ずっと引きずるのもよくないけど、必要以上は語りたくないんだな」
シエテ「本人が優しい人物だったから余計に、思い出すと辛いんでしょうね」

ケシェット「…あのさ」
フローラ「何?」
ケシェット「エンパスのことだけど…今回“も”って言ったよね、アーノックさん」
フローラ「それがどうかした? ……あ」

 ………………

シエテ「………錬金術師デトニーレンが、エンパスさんにとっておそらく大切な人物であったということと」
リンアイ「マルファスは死んだことがわかった」
ライナルト「………そんな…」


ライナルトたちはケシュルに、聞いた話を伝えた

ケシュル「たくさんのはなし、ありがとう。すごいひと、だな。ぼく、めざせるかな。いや、なるんだ。錬金、いい。いつかいちりゅうになる。錬金術師、いらないなんて、いわせない。これは、おれい。ありがとう。ぼく、がんばる」

転生の宝玉をもらった!
偉大なる錬金術師を完了しました!

ライナルト「……真実って残酷だな…」
リーフ「どうしたんだ?」
リンアイ「殺すつもりで絞め上げたのに復帰が早いな、あんた」



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