▽ 精霊を継ぎし者
レベル:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
記入者:ユガ
「霊園までわたくしを連れていってください」
リーフ「ライナルトが起きてこない」
ケシェット「そりゃあんなに走り回ったら疲れるだろうよ。今日はゆっくりさせよう」
シエテ「帰ってきたライナルトさん、げっそりしてましたからね…」
ユガ「
精霊を継ぎし者。わたくしからの依頼ですわ。先日はお世話になりました。あれからノンネは頑張って迷宮に出掛けていますわ。あの子の成長した姿を見れて嬉しいですわね」
リンアイ「そうなのか。頑張ってるのはいいことだな」
フローラ「才能はありそうなのに、自分に自信が持てない性格なのも可哀想よね。ずっと前にUBに襲われたときも頑張って戦ってたわよ」
ケシェット「まあ、この前イルウィアカトルを1人で歩いたんだから、随分変わったんじゃないかな?」
ユガ「わたくしはというと……あまり調子のいい日がなくて。図書委員の仕事をノンネに頼むことも増えましたわ。そろそろ引退……? わたくし、卒業できるのかしら…?
まあ…その話はさておき。それで今日の依頼ですが、わたくしを霊園まで連れていってほしく思います」
リーフ「引退!?そんなことまで考えてる!?やだ!!」
リンアイ「いずれ去っていくんだから仕方ないよ」
シエテ「霊園まで?何かあるのですか?」
ユガ「貴方たち、
召喚士トチョラーの話は知っておられます?先日図書室で資料を読みました。300年前の冒険者で、召喚術を扱った女性であると。一度はこの学園に魔術教師として勤務されていたとか。亡くなられた際は霊園に埋葬されたそうです」
ケシェット「なるほど、前にルーファス先生が言っていた、召喚術を扱った教師がいたというのは本当だったんだね」
フローラ「結局どうして召喚術が伝わらなかったかは分からずじまいだったわね」
ユガ「召喚士であり、魔術教師である……かなり強い魔力を持つ者と思います。調べるより見た方が早い。それほどの魔力を持つ者なら、墓にも何かあるのかもしれないと思ったのです。
わたくし、今日もあまり本調子ではないのですが、どうしても今行きたいのです。お願いできますか?」
シエテ「先輩ぐらいの実力なら一人で霊園に行けるんだろうけど、不調なら心配ですね。わかりました、一緒に行きましょう」
リーフ「霊園!もしかしたら、笑顔がめちゃんこ可愛いクレールスさんに会えるかもしれない!!フウ!!行くぜ!!!!!」
リンアイ「コイツの本命は誰なんだ」
ケシェット「知らない。ところで、ライナルトは誘う?」
フローラ「寝かしておけば?」
《アレーン・カドリー霊園》
霊園にたどり着いた
リンアイ「…カスミの事件以降、これといった用がないから来てなかったな…」
ユガ「霊園…多くの冒険者が埋葬されているだけあって、とても広いですわね…」
エメルド「…………どうしたの?」
ユガ「ここに埋葬されているという召喚士トチョラーの元に行きたいのですが、どちらです?」
エメルド「……こっちよ」
エメルドと一緒に召喚士トチョラーの墓の前まで来た
そこにはクレールスがいた
リーフ「いたぁあ!!クレールスさあああんんんん!!!!!」
ケシェット「霊園では静かに」
クレールス「あら。こんにちは、皆さん。お墓参りですか?」
ユガ「ええ。召喚士トチョラーのお墓に少し…」
クレールス「トチョラーさん、ですね。私もちょうどお参りを終えたところです。貴方たちもどうぞ」
フローラ「お参り、ねえ…」
シエテ「亡くなってからどのくらい経っているかはわかりませんが、いつまでも安らかに…」
リーフ「安らかにお眠りくださいっ、エテルノはまだ煌びやかにありますっ」
ユガ「私は召喚術を扱う者です。召喚士トチョラーについて、何か知っているのなら、教えていただけます?」
クレールス「知ってるも何も、トチョラーさんとは共に旅をした仲ですから。答えられる範囲であればお答えします」
ユガ「では……何故彼女は、召喚術を継承しなかったのですか?」
クレールス「……現在、召喚術を扱うのはエルフのみとなっています。トチョラーさんはフェアリーでしたが、時が流れるにつれてフェアリーは召喚術に不向きな体質であることがわかったのです。どの種族が最も召喚術に向いているのかはわからず、自分の能力を継承するか悩んだそうです」
ユガ「それで、召喚術を伝えない方を選んだのですね」
クレールス「召喚術に適した種族がエルフであることは、トチョラーさんが亡くなってからわかったことでした。……魔術教師を勤めている最中に亡くなったそうですが」
ケシェット「…そうか。その時代でも、種族についてわからないことがあったんだね。魔術適性のある人たちを各種族から1人ずつ…って発想はなかったのかな」
フローラ「バカ。適性が判明するまでどれだけ時間がかかると思ってるの?魔術の研究は単純じゃないのよ」
シエテ「おや…墓の前に何かありますね。アクセサリー…?」
リーフ「宝!?」
リンアイ「黙れ」ゴスッ
ユガ「……これは?」
クレールス「トチョラーさんがずっと身につけてらっしゃった
召喚士の心得です。もしよろしければ、持っていってください」
ユガ「え…?」
クレールス「貴方は精霊を継ぎし者。トチョラーさんが学園で伝えなかったことを、貴方は伝えようとしています。生半可な決意ではやり遂げられないことです。トチョラーさんは、召喚術を扱う人が現れたときに渡してほしいと言っていました。私は、いつか、誰かがトチョラーさんの前に現れるのを待っていたのです」
シエテ「自力で召喚術を収得し、今では生徒たちに教えているぐらいですから、先輩ならできます」
リンアイ「うん。あたしはよくわからないけど頑張ってほしい」
ケシェット「応援するよ」
フローラ「魔法を全部暗記する人だっているんだから、頑張りなさいよ。できるわよ」
ユガ「……。召喚士、精霊使いを受け継がせてみせます。エテルノの長い歴史で誰も成し得なかったことを、貴方が願っていたことを、必ず」
ユガは
召喚士の心得を手に取った
クレールス「トチョラーさんも喜ぶでしょう。応援していますから」
ユガ「ありがとうございます。
皆さん。貴方たちが何を、どこを目指すのかは聞きませんが、わたくしは応援しますわ。わたくしも一流の精霊使いになれるよう努めます。召喚術が繁栄するよう……そしてエテルノがより良きものになるよう、一緒に頑張りましょう」
リーフ「ハアァァァァァァアアアアアアアやっぱりクレールスさんは心が天使…………キレイすぎる……ハア…興奮してきた……」
フローラ「霊園に埋葬されたい?」
リンアイ「いや、こんな穢れを霊園に埋めると他の死人がもっと穢れるから、やっぱり太陽の迷宮に」
リーフ「い や だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ケシェット「俺、一応堕天使なんだけど」鎌を構える
リーフ「すみませんでした………………」
シエテ「…。彼がいるのに、エテルノは本当に繁栄するんだろうか…」
ライナルト「………………あれ、皆どこだ????????」
精霊を継ぎし者を完了しました!